英国、冬時間のはじまり – 街角の時計

今日の深夜、日曜の午前2時、いよいよ冬時間が始まります。
もう何十回と経験しても、毎回「進める方?戻す方?」と確認しないと不安です。

本格的な冬の到来と思うと、ちょっと気分が沈んでしまいますが、1時間寝坊できると思ってなんとかやり過ごしましょう。

ということで、サマータイム終了にちなんで、おもしろい時計、古そうな時計、デザインがステキな時計など、時計の画像を集めてみました。(街角の時計は、夏時間・冬時間関係なくまったく時間が合っていないものもありますのでご注意ください……笑)

ウェストミンスターの偉大な時計、ビッグ・ベン

Big Ben

高さ96メートル、時計面の直径7メートル

今や世界中の人々からビッグ・ベンと呼ばれ親しまれている国会議事堂の時計塔。そういえば、エリザベス女王の在位60年記念で「エリザベス・タワー」と改称されましたっけ。そもそもなぜビッグ・ベンと呼ばれているのかなど、ビッグ・ベンの物語はこちらをどうぞ。所在地: London SW1A 0AA
「ビッグ・ベン今昔物語」
http://www.news-digest.co.uk/news/features/2321-big-ben.html

グリニッジ天文台の24時間時計

グリニッジ天文台の時計

目盛りが多い!

グリニッジ天文台にある24時間表記のシェパード・ゲート・クロック。チャールズ・シェパードによって1852年に設置されたもので、グリニッジ標準時間が、おそらく世界で初めて一般公開された時計だそうです。所在地: Blackheath Avenue, London SE10 8XJ
「グリニッジはなぜ経度0なのか?」
http://www.news-digest.co.uk/news/features/4212-longitude-zero-greenwich.html

レスター・スクエアのからくり時計

スイスのからくり時計

かわいい音色とからくりに、多くの人が足を止めます

この「グロッケンシュピール(glockenspiel)」からくり時計は、1985年、友好の証にスイスとリヒテンシュタインから贈られたものだそう。道行く人々を引きつけるかわいい音色とからくりは、27個のベルと11の動く動物や人のフィギュアが使われています。所在地:Swiss Court, London W1D 6BY

フォートナム&メイソン

フォートナム&メイソン

お茶を運んでくるからくりになっています

色も細工も繊細でエレガントな老舗高級店にふさわしい時計です。設置されたのは1964年ということで、意外と新しいのですね。所在地:181 Piccadilly London W1A 1ER
「フォートナム・アンド・メイソンの伝統と革新」
http://www.news-digest.co.uk/news/features/2806-fortnum-and-mason.html

ベスナル・グリーン地下鉄駅のプラットフォームにある時計

ベスナル・グリーン

短針にも地下鉄マーク

初めて見たときは「なにこれ、かわいい!」と小躍りしてしまった時計。地下鉄のマークが入って、しかも真鍮色とは、なかなかしぶいです。1940年代のもので、2009年に修復されたということです。所在地: Bethnal Green Station, Cambridge Heath Road, London E2 0ET

モーフィールズ眼科専門病院の目の時計

モーフィールズ・アイ・ホスピタル

オールド・ストリートのラウンドアバウトすぐ近く

オールド・ストリートにある眼科専門病院「Moorfields Eye Hospital」の時計。1999年に創立100年記念として作られたのだそうです。所在地: 162 City Road, London EC1V 2PD

老舗アンティーク本屋さんの時計

Sotheran's

楕円形がすてきです

アンティークの本や印刷物を取り扱う、200年以上の歴史を持つ老舗書店「Sotheran’s」の時計。ロイヤル・アカデミーのすぐそばにあります。所在地:2-5 Sackville Street, London W1S 3DP

ヨーク大聖堂の時計

ヨークミンスター

ヨークはロンドンから特急電車で2時間ちょっと

ヨーク大聖堂(ヨーク・ミンスター)の中にあるヘンリー・ヒンドレーという時計職人による1750年に作られた時計。このヒンドレーさん作の時計は、サイエンス・ミュージアムやV&Aにも展示されているようです。場所: Deangate, York YO1 7HH

タンブリッジ・ウェルズの日時計

タンブリッジ・ウェルズの日時計

タンブリッジ・ウェルズはロンドンから電車で約1時間弱

タンブリッジ・ウェルズにある教会「Church of King Charles the Martyr」の日時計。「You may Waste but cannot Stop me」と書かれています。(時間は)無駄にはできても、止めることはできないということでしょうか。 所在地: King Charles the Martyr, Warwick Park, Tunbridge Wells TN2 5TA

ケンジントン・ガーデンズにある時計塔

Time Flies

てっぺんには鳥が

「TIME FLIES」(光陰矢のごとし)とかかれた時計塔を見上げてため息です……。所在地: ケンジントン・ガーデンズのダイアナ・メモリアル・プレイグラウンドの入り口付近  Broad Walk, London W2 2UH

すてきな時計はまだまだあるのですが、時間もどんどん飛んでいくので今回はここまでにします。
皆さんのお好きな時計も教えてください!

時間・時計に関する記事:

「クロックは聞くもの、ウォッチは見るもの」
http://www.news-digest.co.uk/news/columns/city/15028-1458.html

「鉄道時間とテレグラフ・ストリート」
http://www.news-digest.co.uk/news/columns/city/12890-1422.html

「お散歩編: 棍棒の時計とハイボール」
http://www.news-digest.co.uk/news/columns/city/15576-1468.html

「グリニッジはなぜ経度0なのか?」
http://www.news-digest.co.uk/news/features/4212-longitude-zero-greenwich.html

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