ニュースダイジェストの制作業務
Thu, 18 April 2024

妊娠した女性が職場で受けるハラスメント

We’re busy. Get an abortion
我々は忙しい。中絶を。

「エコノミスト」誌 9月5日

「エコノミスト」誌は5日、妊娠した女性が職場で受けるハラスメントについて報じた。

同誌は、女性が輝く社会を安倍政権が目指す一方で、妊娠した女性の職場での権利向上を目指すマタハラNet代表の小酒部さやか氏は「女性が輝く以前に、ハラスメントなく働ける環境の整備を」と訴えているとする記事を掲載。上司が妊娠した部下の女性に対して中絶を強要することもあるとする同氏の主張を紹介しているほか、非正規社員は産休期間中に解雇されやすいとも伝えている。一方で、全女性がこうした現状を問題であると認識しているわけではないとし、保守的な論調で知られる曽野綾子氏が、マタハラを「汚い表現」と発言したことにも言及している。

Manga girl takes on Isis with a slice of melon
ISをメロンで凌駕(りょうが)する少女アニメ・キャラ

「タイムズ」紙 9月7日

7日付の「タイムズ」紙は、過激派組織「イスラム国(IS)」の広報活動を妨害する目的で生み出された少女のアニメ・キャラ「ISIS(アイシス)ちゃん」について報じた。

同紙によると、メロンとナイフを手にした「アイシスちゃん」は、「ISIS Vipper」を名乗る日本の匿名ユーザーたちにより生み出されたキャラクター。インターネット検索では人気の画像が上位に出てくるため、「ISIS」と検索した際に上位に出てくる画像を少女のキャラクターにかえ、残酷な画像を駆逐するのが同グループの目的であるとしている。

Rise of 'dark tourism'
「ダーク・ツーリズム」の登場

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版) 9月7日

「デーリー・テレグラフ」紙 (電子版)は7日、震災の被災地や戦争の傷跡を残す場所を訪れる人が増加する中、「負の遺産巡り」を専門にする旅行誌が日本で創刊されたニュースを報じた。

同記事は、2011年の東日本大震災発生以来、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」などの被災地を訪れる人が増えている現状を指摘。こうした場所を訪れることは、被災者が体験した苦悩に触れ、悲劇に対する認識を深める役割を果たしているとする専門家の意見を紹介している。

Ever dream of having a bird for a boyfriend?
「鳥」をボーイフレンドにしたい?

「オブザーバー」紙(電子版) 9月11日

「オブザーバー」紙の電子版は11日、日本で人気の恋愛シミュレーション・ゲームにおいて、同性間の恋愛はもちろん、いまや人間以外の生物との恋愛すらも体験できると伝えた。

同記事は、恋愛シミュレーション・ゲームは、男性の主人公が数人の女性の候補者の中からガールフレンドを選ぶのが一般的とした上で、女性主人公が恋愛をする「乙女ゲーム」のジャンルにも言及。型破りなデートとして、ヒロインがハトと恋愛をする「はーとふる彼氏」を挙げている。

Yakuza clans split as crime profits fall
犯罪による収入減で暴力団が分裂

「サンデー・タイムズ」紙(電子版) 9月13日

「サンデー・タイムズ」紙の電子版は13日、日本経済が低迷する中、暴力団はゆすりや違法とばくなど、従来の方法で利益を得ることが難しくなっているとする記事を掲載した。

国内最大の指定暴力団、山口組から離脱した団体が「神戸山口組」という新組織を結成した件について言及した同記事は、暴対法の厳格化や日本経済の停滞により、暴力団がこれまで大きな収入源としてきた「みかじめ料」を当てにできなくなったとするジャーナリストの見解を紹介している。

Fancy strolling the streets of Japan as a cat?
猫になった気分で日本の街をぶらついてみる?

iwata「デーリー・テレグラフ」紙(電子版) 9月4日

猫になった気分で広島県尾道市の街の雰囲気を味わうことができるストリート・ビュー「Hiroshima CAT STREET VIEW」が公開されたニュースを「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)が4日に報道。尾道市は推定15万匹のネコがいることで有名とも伝えている。

 

日本政府の謝罪

One step forward, one step backward
一歩進んで、一歩下がる

BBC電子版 8月14日

BBCの電子版は、終戦記念日を翌日に控えた14日、先の大戦についての日本政府の謝罪について取り上げた。

同記事は、帝国主義時代の行為について、日本の指導者は「数えきれないほど謝罪してきた」にも関わらず、「日本は全く悔恨の意を示していない」というのが世界各地における一般的な認識となっていると伝えている。

この現状には複数の理由があるという。同記事は、中でも一部の日本人政治家が靖国神社を参拝したり、戦時中の行いを否定したりしてきたことに注目し、インターネット全盛の時代に必須の「メッセージの統制」が取れていないと指摘。その結果、日本の謝罪は「一歩進んで、一歩下がる」という状態に陥っているように見えると述べている。

A misplaced panic
間違ったパニック

「エコノミスト」誌 8月1日

1日付の「エコノミスト」誌は、日本において未成年犯罪に関する「間違ったパニック」が起きていると伝えた。

同記事は「恐るべきことに警察は田んぼに許可なく入っただけで未成年を逮捕するなど全力を尽くしているにもかかわらず、未成年犯罪の件数は減少している」と説明。しかし「メディアに煽り立てられた結果、多くの日本人は未成年犯罪がかつてないほどまでに増加していると思い込んでいる」と伝えている。

Japanese men embrace inner cheapskate
日本人男性が節約志向に

「フィナンシャル・タイムズ」紙電子版 8月9日

「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は9日、主に主婦が買い物をする場所と見なされてきた100円ショップが、近年では日本人男性にも利用されるようになってきたと伝えた。

同記事は、日本経済が回復の兆しを見せているにも関わらず、日本人男性が節約志向であると説明。昔は100円ショップに入店する際に一種の恥じらいを感じる向きもあったが、そうした遠慮は近年では見かけないとする関係者の声を紹介している。

Japan split over restart of first nuclear reactor
原発再稼働で賛否分かれる

「ガーディアン」紙電子版 8月9日

「ガーディアン」紙の電子版は9日、鹿児島県の川内原発1号機を再稼働させる作業を開始すると発表されたことを受けて、この決定についての賛否が日本国内で分かれていると伝えた。

同記事は、川内原発の再稼働は、原発なくしては日本経済が停滞すると主張する安倍首相にとって「勝利」であると説明。一方、原発再稼働への反対を示す多くの有権者の間では本決定に対して懐疑的な見方が広がっていると述べた。

China’s demonization of Japan is risky
中国が日本を悪者扱いするのは危険

「エコノミスト」誌 8月15日

15日付の「エコノミスト」誌は、対日関係を中心とする中国の歴史観に疑問を呈する記事を掲載した。

同記事は、現在の日本が侵略主義的であるとの見方は「馬鹿げている」と否定した上で、「中国が日本を悪者扱いするのは不当であるだけでなく、危険でさえある」と主張。その理由として「政府が国粋主義的な敵意を煽った揚げ句、その敵意を抑えることができないということがときにあるから」と述べている。

You couldn't help but raise a wry smile
苦笑を禁じ得ない

iwata「デーリー・メール」紙電子版 8月15日

「デーリー・メール」紙の電子版は15日、イングランド・サッカーのプレミア・リーグにおける対ウェストハム戦で、レスターの岡崎慎司選手が決めた移籍後初ゴールに注目。同ゴールをアシストしたのが、日本人に対する差別発言が前週に発覚したばかりのバーディー選手であったことから、「苦笑を禁じ得ない」と述べている。

 
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