ニュースダイジェストの制作業務
Thu, 28 March 2024

麻生副総理の「子供を産まない方が問題」発言

They’re still second class citizens
日本の女性は二流市民扱い

The Daily Telegraph

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は10日、麻生太郎副総理兼財務相が社会保障員の増大に絡み、「子供を産まない方が問題」とした発言を受けて、「日本は確かに問題を抱えているが、子供を産まない女性が問題なのではない」と題した記事を掲載した。

同記事は「麻生太郎副総理は、間違ったことをまさに間違ったタイミングで言うことにおいて実績を残している」ことから、新たな失言に対しても驚く人はほとんどいなかったと紹介。またこうした発言がなされている限り、日本では女性が「二流市民」として扱われているとの印象を変えることができないとも伝えている。

ほかにもこんな日本報道が…

Japan’s imperious newspapers rarely issue apologies
日本の横柄な新聞は滅多に謝罪しない

The Economist

6日付の「エコノミスト」誌は、朝日新聞と読売新聞が従軍慰安婦に関する報道で謝罪を表明したことを取り上げた。

「日本の横柄な新聞は滅多に謝罪しない。半年で2つの謝罪とは前代未聞」との文で始まる同記事は、朝日新聞が虚偽の証言に基づいて第二次大戦中の従軍慰安婦に関する報道を行っていたと認めたことや、読売新聞が英字紙で従軍慰安婦を「性奴隷」と表現していたことを謝罪した件について触れている。

She’s the first million-selling android idol
初音ミクはミリオンセラーを記録した最初の人造人間アイドル

The Guardian

5日付の「ガーディアン」紙は、バーチャル・アイドルの初音ミクが「音楽の未来かもしれない」と題した記事を掲載した。

同記事は、初音ミクが「ミリオンセラーを記録した最初の人造人間アイドル」であると紹介。またファンが彼女の曲や衣装のデザインを決められることから、「初めてのオープン・ソースのアイドル」でもあると伝えた。一方で、欧米では、初音ミクはいまだ日本の奇天烈なものの象徴としてしか認知されていないと説明している。

Japanese nationalists have branded Angelina Jolie a 'demon'
アンジェリーナ・ジョリーを「悪魔」と呼ぶ日本の国粋主義者

The Daily Mail

「デーリー・メール」紙は9日、第二次大戦で日本軍の捕虜となった元五輪選手が主人公の映画「アンブロークン(原題)」に対する反発が日本国内で起きていると伝えた。

同記事では、本作品の製作・監督を務めた米女優のアンジェリーナ・ジョリーを日本の国粋主義者たちが「悪魔」と呼んでいると紹介。また同作における日本兵の描き方が「道義的ではない」との理由で、日本への入国を禁止するよう求めていると報じている。

Japan Restaurant bans couples on Christmas Eve
クリスマス・イブのカップル入店お断り

The Daily Telegraph

「デーリー・テレグラフ」紙は12日、クリスマス・イブにカップルの入店を拒否する東京のレストランを取り上げた。

同記事によると、八王子にあるパスタ専門店PiaPiaの店内には、12月24日にすべてのカップルの入店を拒否するとの方針が書かれた案内がある。同店スタッフへの精神的ダメージを避けるための措置だという。また同記事は、日本人の多くがクリスマスの宗教的な意義を意識していない可能性を示唆している。

Japan’s last chance
日本にとって 最後のチャンス

The Financial Times

15日の英各紙は、14日に投開票が行われた日本の衆院選を大々的に取り上げた。「タイムズ」紙は「日本にとって最後のチャンス」と題した社説を掲載。また「フィナンシャル・タイムズ」紙は一面記事に「安倍首相が政権を掌握した」と見出しを掲げた。

英国における日本報道
14日付の「タイムズ」紙の社説(写真左下)と
「フィナンシャル・タイムズ」紙の一面(同右上)

 

衆院解散・総選挙実施を発表した安倍首相

Japan is indeed back-in recession
日本は確かに不景気を取り戻した

The Economist

11月22日付の「エコノミスト」誌は、同18日に安倍首相が発表した衆院の解散と12月の総選挙実施についての解説記事を掲載した。

同記事は、安倍政権の「重力に逆らうかのような」人気が凋落した現在、国防政策や原子力発電所の再稼働の是非をめぐる議論が本格化する前に総選挙を実施することで、4年の任期を確保したいという政治的打算があることは「明確である」と述べている。

さらには、首相が就任時に「日本を取り戻す」と発言したことに触れた上で、「日本は確かに不景気を取り戻した」といった皮肉とともに、日本経済の停滞についても言及している。

ほかにもこんな日本報道が…

Japan’s sporting stars have major league form
日本人スポーツ選手たちはメジャー級

The Financial Times

「フィナンシャル・タイムズ」紙は11月23日、日本人スポーツ選手の世界進出の歴史を振り返る記事を掲載した。

同記事では、1934年に大リーグ入りを勧められた沢村栄治選手が「米国は嫌い」との理由を挙げてその話を断ったという逸話を紹介。それから80年が経過し、テニスのATPツアー・ファイナルに出場した錦織圭選手が日本での人気ぶりについて問われた際に、現在はフロリダに住んでいるのでよく分からない、という対照的な回答をしたと伝えている。

Japanese prepare for the afterlife by testing out coffins
日本人は棺桶を「お試し」する

The Independent

「インディペンデント」紙が11月26日、自身の葬式の段取りなどを整える「終活」がブームであると報じた。

同紙は「西洋人が新しい服を試着したり、最新の機器を試したりしている間に、日本人は自分が死後に入る棺の確認をする」と紹介。日本では高齢者の間で、葬式の準備がブームになっていると伝えた。また深刻な高齢化社会である日本では、葬式で使用する写真の撮影などを含む「終活ツアー」が「信じられないほど人気」であると述べている。

Top tips to joyfully declutter your home
楽しく片付けする方法を伝授

The Guardian

11月27日付の「ガーディアン」紙は、「片付けコンサルタント」として活動する近藤麻理恵氏を取り上げたAP通信の配信記事を掲載した。

同紙は、近藤氏の著書である「人生がときめく片づけの魔法」が日本ではドラマ化され、その英訳版は世界的なベストセラーにもなっていると紹介。「ときめき」を基準として残すものを選び出し、ほかのものは即座かつ大胆に処分するという独特の整理整頓術の詳細について説明している。

Botchan are prevalent in Japanese politics
日本の政治には坊ちゃんがいっぱい

The Economist

11月29日付の「エコノミスト」誌は、日本で世襲議員が増加しているとの現状を報じる記事を掲載した。

同記事は「日本の政治には坊ちゃんがたくさんいる」と述べた上で、自民党に所属する国会議員の5分の2以上が世襲議員であると説明。世襲議員の場合は、後援会が既に存在していることや、選挙で名前を即座に覚えてもらえること、また選挙に敗れた場合でも家族の紹介などを通じて地元で職を見つけやすいなどの利点があると伝えている。

The girlishly handsome Takeru Satoh
佐藤健は「女の子のような顔をした美青年」

The Times

11月28日付の「タイムズ」紙は、同日に英国で公開された日本映画「るろうに剣心 京都大火編」の批評記事を掲載した。

5ツ星を最高点とする採点で星3つ。主演の佐藤健を「女の子のような顔をした美青年」と紹介している。

 
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