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Thu, 15 November 2018

英国発ニュース

英北アイルランド政党、EUの譲歩拒否-「新たな国境なら壊滅的」

 (ロンドン 11月5日 時事)「サン」紙は4日までに、英国の欧州連合(EU)離脱交渉で焦点となっている英領北アイルランドの国境管理問題をめぐり、少数与党のメイ内閣に閣外協力している北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)が、EUの新たな譲歩案を拒否したと報じた。

 報道は3日付。「サンデー・タイムズ」紙の離脱合意案報道に先立つが、北アイルランド問題をめぐってEUが提示した譲歩の内容は大筋で同じで、DUPの強硬姿勢が改めて浮き彫りとなった形だ。

 アーリーン・フォスターDUP党首は2日、メイ政権のドミニク・ラーブEU離脱担当相と会談後、「有益な議論だった。我々は、英国は(北アイルランドと)一緒にEUから離脱する必要があると強調した。北アイルランドは英国の国家的・経済的一体性を損なう取り決めに押し込められてはならない」と英メディアに語った。

 一方、会談に同席したとナイジェル・ドッズDUP副党首は、北アイルランドと英本土を隔てるアイリッシュ海に「新たな(事実上の)国境ができれば、北アイルランド経済には壊滅的だ。北アイルランドがEUの単一市場の規制に従属するなら、そうした規制の最終審級として(EUの最高裁に当たる)EU司法裁判所にも服従することになる。EUのルールを唯々諾々と受け入れねばならないだけでなく、北アイルランド経済を支える農業と製造業に関して(英離脱に伴ってEUで北アイルランドの利害が代表されなくなるという意味で)民主主義の赤字を生み出すことにもなる」と主張した。

 ドッズ氏はツイッターへの投稿でも、EUとメイ政権が検討している合意案では「(英本土と北アイルランドの間で)生きた動物と一部の木材を対象に行っている防疫検査が、全ての食品に拡大される」と懸念を表明。DUPには到底受け入れ難いと強調した。

 メイ政権とEUは、北アイルランドに英本土と異なる制度や仕組みを適用する代わりに、実務面での商取引上の摩擦を可能な限り抑制することでDUPの理解を得ようとしているが、DUPは北アイルランドが英本土と異なる扱いを受けることを一切拒否しているため、話し合いは平行線をたどっている。
 
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