さて、ここ数年3月になるとパリ大学の封鎖が始まります。
個人的には「学生は勉強が一番大事でしょう」と言いたくなるのですが、フランスの学生にとっては、ストライキは勉強よりも大事な人生経験だそうです。

今年の学生ストライキの理由は、
1-ペクレス法案で高等教育機関が民営化され、学費が上がることへの懸念
2-若者の失業率が増え、今年は世界的な不況のあおりでさらに深刻化すること
3-その他、パレスチナ解放とか、サンテ刑務所の衛生についてとか、便乗で理由はいろいろ
学生のストライキで面白いのが、3月~5月中旬に掛けて学校封鎖をして授業を妨害して自分たちの主張を言いまくるのですが、6月になると今度は単位が足りないと騒ぎ出します。
社会人が、ストライキを行ったらその日は仕事をしていないので当然その日の給料は出ません。でも、学生も後期の授業にほとんど出ていないのに、単位をあげないと逆ギレします。彼らの言い分は、「僕らは、自分たちの将来のために戦っている。教育者も僕たちをサポートするのは当然」と言うのです。

さてペクレス大臣。これだけ学生から、自分の掲げた法案をケチョンケチョンのなじられながらも、教育者たちに「6月に試験を受ける学生には最善の配慮をお願いします」と学生を養護するのです。
つまり、学生にとっては。ストライキ=社会を変える=しかも普通に卒業も出来る、となるので、ストライキをやることになんのためらいもないのです。しかも、教師にとってもストライキの間は授業をやらなくても良いので、最悪の教師になるとなぜかバカンスしている人もいます。

先日、日本から来た日本人に「最近の日本の若者は長いものにまかれろ状態で骨のあるやつがいない。でもフランスにはまだまだ元気の良い学生が多い」と意外にフランスの学生デモに好感度がある模様。
さて、5月のクライマックス、メーデーまで残すとこ約1カ月。今年はどんな結末になるのやら。
この日は、学生がそれぞれの主張を発表していました。
(Photo by Office Jimmy)








