フランスのマルシェは、本当に面白い。食材の種類が豊富で、その品ぞろえを見ると、さすが農業大国だなぁといつも関心させられます。
最近の私のお気に入りは、マルシェにもお店を出している農家に直接買いに行く産地直売。

私の住んでいる所から10km程度車を走らせると、農家があります。 そこは、マルシェにお店を出さない水曜日と金曜日の夕方に、畑の隣にある倉庫で直売をしているのです。マルシェほど人ごみにもまれなくていいし、お店の人ともゆっくり話ができるのも直売の魅力です。
品物を選んでいる最中に、畑から積み上げたばかりのイチゴをタンカーで運ぶおばさんたちを見かけた時は、たくさんの人がかかわっての農業なんだと感じました。野菜もその時の旬の物が出てくるので、何があるかは行ってのお楽しみ。運が良ければ産みたて卵も買うことができます。
スーパーで買い物をすると、ついいつも同じ野菜を買ってしまいがち。でも産地直売なら、普段はあまり料理しないような野菜にも出会うことができます。
今回出会ったのは、Blette(ブレット)という緑の野菜。

生の状態はかなり大きいですけれど、火を通すと葉っぱの部分はかさがなくなります。南仏でも栽培されているようですが、サヴォア地方のフランス人家庭ではよく食卓に並ぶ定番野菜です。
ホウレン草と扱い方は一緒だと農家のセルジュおじさんにも教えてもらいましたが、こういうときは迷わず義理の母へ電話。
彼女はお料理がとても上手。いつも幾つかのレシピを教えてくれます。
「ブレットはまず、白い部分と葉っぱの部分に分けるのよ。白い部分はスジを取って、お湯でゆがいてから調理に使うといいわ。葉っぱはホウレン草と同じ要領ね。この2つ、一緒に食べてもいいけど、別々にお料理に使うのもお勧め。トマトスースであえてもいいし、ベシャメルでグラタンにしてもおいしいわよ。最後に大事なポイントを1つ。ニンニクととても相性が良いから忘れずにね」
葉っぱの方は、マイルドな味。火を通しても葉がしっかりしているので、ホウレン草よりも扱いやすいです。
最初は、生クリームと塩・コショウのシンプルな調理法で、メインの付け合せしていましたが、料理人の友人からゴマ油としょうゆの組み合わせや、ナンプラーとレモンでエスニック風にするのもお勧めと教えてもらいました。試してみたら、白いご飯にとっても合います。
低カロリーでミネラルが豊富、ビタミンCもたっぷりと栄養の面でもいいこと尽くし。自然の恵みたっぷりのブレットを食べて美と健康を手に入れましょう!
エヴルー由布子東京都出身。サヴォア地方に暮らし始めて3年目。日本人には観光地としては馴染みが少ない地方ですが、遊びに来た人は必ず気に入ってくれます。そのお手伝いをするのは私の楽しみです。










