12月1日、この地方は37年ぶりの大雪となりました。40cm程積もったでしょうか?アパートの駐車場を見渡しても、どれが自分の車だか分からないくらいです。
雪かきをしないと車を出せない!しかし雪かき用の大型スコップすら持っていない状態。仕方なく、ちりとりと手でコツコツと雪かき開始。1時間程して、なんとか車は出せたけれど、今度は雪にはまってしまい動けなくなってしまいました。
そこへ運良く除雪車が登場。一緒に車を押してくれて、どうにか車を動かすことができましたが、その日はすぐに家に戻り自宅待機。普段は時速80kmで走っている道を18kmのノロノロ運転、すっかり体もこわばってしまいました。
大雪の2日前は晴天で、あんなに太陽が出ていたのに、今ではすっかり姿を変て白の世界です。今年は冬に入っても比較的晴れた日が多かったので、まだスノー関係のブーツやらタイヤやらの準備を先送りにしていたことを後悔。
そういえば、大雪の1週間前にシャンベリーの郊外の町や村などで、盛んにBourse aux skis(スキー用品のディスカウントセール)が行われていたっけ。地元のフランス人は、このようなセールで新中古のスキーウエアやグッズを子供用に買うそうです。サイズが毎年変わる成長期の子供には確かに便利と納得。

大雪から5日程たったシャンベリーの町。雪はまだ残っています。
雪がようやく落ち着いた3日後、シャンベリーの町にもMarché de Noël(クリスマス市)の会場が設けられました。でも土曜日というのに、雪の影響もあってか初日はまだわりと静かでした。
会場には、農場の動物との「触れ合いコーナー」もあり、ヤギやロバに触って喜んでいる子供たちの姿もありました。ただお店を並べるだけでなく、いろいろと体験できるようになっています。
行きつけのチョコレート屋のおじさんも「ここ3日間はぜんぜんお客さんが来ないんだよ。でもクリスマスの間近になったら、たくさん来ると思うよ」と言って、おまけをいっぱいしてくれました。ありがとう!おじさん。

大雪は去りましたが、これから本格的な冬に突入です。今年から小学校に通う長女は、来年は課外授業でスキーに6回も行く予定になっています。さすが、冬のリゾート地。
近所で例のBourse aux skisの看板を見つけ、今回は見逃さないぞ!と、お店の中へ。娘のサイズにぴったりな可愛いスキーウエアを発見!色が気に入らないと不満そうな娘を納得させて、ようやくレジにてお金を払おうとしたその時…… ガシャーーーンと背後で大きな音。
なんと、娘が触ったスキー板が動いて壁一面に立て掛けてあったスキー板がドミノ倒しのように崩れていった音だったのです。
その瞬間頭が真っ白になってしまった私たち親子。それを救ってくれたのは、会場にいた人たちが送ってくれた温かい拍手。すぐに「ブラボー!」「素敵なドミノだったよ!」と、娘を逆に励ましてくれたのです。
ユーモアのあるフランス人たちに救われました。日本だったらこうはいかなかっただろうと思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
サヴォア地方は山が多いこともあり、天候が変わりやすく、そんな気候は日本人の私にとって決して楽ではないけれど、サヴォアっ子の気持ちの温かさは、いつも優しく私を包んでくれます。ハプニング続きの雪騒動でしたが、この地方の山のようにもっとゆったりとこれからは構えていきたいと思います。
エヴルー由布子東京都出身。サヴォア地方に暮らし始めて3年目。日本人には観光地としては馴染みが少ない地方ですが、遊びに来た人は必ず気に入ってくれます。そのお手伝いをするのは私の楽しみです。










