冬の狩猟シーズン中に購入して、冷凍保存しているシカ肉。特別な日や、友達が遊びに来た時に、ステーキにしたり、ローストにしたりと大活躍。でも、新鮮な狩猟鳥獣であるジビエ(gibier)が手に入ったら挑戦してみたいのは、シヴェ(civet)です!
村の狩猟食事会に登場した、シカ肉のシヴェ。
生ニンニクをすりこんだ、バゲットを添えていただきます
シヴェは、野うさぎ、イノシシ、シカなどのジビエを赤ワインで煮込んだフランスの伝統料理。タマネギ、ニンニク、そしてハーブを入れて、最後に血を混ぜてとろみをつけるのが特徴です。
赤ワインに漬けて一晩寝かせます
翌日、肉にワインが染み込み、肉汁とワインがブレンドされます
そんな基本を踏まえて、自己流にアレンジしたシヴェは、野菜たっぷりのシチュー風。まずは、食べやすいサイズに切ったシカ肉を、一晩赤ワインに漬けて柔らかくします。
ニンジン、タマネギ、ズッキーニ、パプリカ、フェンネル……
お好きな野菜をいためます
ワインに漬けたシカ肉も、軽く焼きます
翌日、色とりどりの野菜をサイコロ状に切り、軽くいためて煮物鍋に移します。ワインに漬けたシカ肉も軽く焼き、煮物鍋に追加。肉を漬けたワイン、ハーブ、そして調味料を加え、コトコト煮ること4時間。おいしいシヴェの出来上がりです!
冬は暖炉の上でコトコト煮るのがオススメ
シカ肉と野菜、そしてハーブがブレンドされた、まろやかなシヴェは、ご飯にかけていただきます。ルーをからめて、何倍でもおかわりしたくなるのは、日本のカレーライスのような感覚。フランスの伝統料理であるシヴェが、身近な晩御飯のメニューになりました。
自家製シヴェは、ご飯にかけて召し上がれ!
ひと口にシヴェといっても、地方によって使うジビエも異なるもの。レユニオン島では、ハリネズミに似たテンレック(tangu)を、ピレネーゾリアンタル県では、なんとイセエビ(langouste)を使うという話。またスペインとの国境であるカタルーニャ地方では、白ワインや鶏肉、そしてエビやカニも入るというから、さながらパエリヤ風シヴェといったところでしょうか。
| シヴェのレシピはこちら |
| ● 血を使わないレシピ http://www.marmiton.org/recettes/recette_civet-de-chevreuil_11866.aspx |
| ● 血を使うレシピ http://www.recettes-et-terroirs.com/recette_detail-23-743.html |
守安 友理(もりやす ゆり) 1999年スクールインターンとして渡英。太陽の光と海の幸を求め2004年フランス移住。和紙・折紙・水引の手作りカードで、日本を紹介中。
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