FacebookツイッターRSS feed
英仏バイリンガル幼稚園・小学校
ven 26 mai 2017

マルセイユようこそ我が町へ

プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏ブーシュ=デュ=ローヌ県マルセイユから


みんながひとつに!PechaKucha Night Inspire Japan

4月16日、世界が日本のことを考えたイベントが開かれました。
PechaKucha Night Inspire Japan

PechaKucha Night Inspire Japan

PechaKucha Night、これは2003年に六本木で始まったアートイベントです。20枚の画像を各20秒でプレゼンするというのがルール、アーティストやクリエイターたちの良い発表の場になっています。

その楽しい気軽なイベントをサラという女性がマルセイユに持ち帰って来たのが2年前。3カ月ごとに行われるこのイベントはマルセイユでも大人気になり、毎回多くの人が駆けつけます。

今回はいつもの催しとは異なり「日本復興」というテーマを掲げました。 PechaKucha Nightを誕生させた日本のために、今私たちができることを全世界でがんばろう! という目的で行いました。それがInspire Japanです。 この日はニュージーランドから始まってニューヨークまで世界57都市400カ所で同時開催。

日本でも数カ所行われましたが、驚くべきは被災地の宮城県仙台市でも開かれたこと!被災地からのパワーは半端なく、その開催予告を知った私たちはいい意味で「負けないぞ!」というモチベーションをもらうことになりました! このイベントの模様はUstreamで同時中継され、たとえ自分の近くの街で開催されていなかったとしてもネットの前で参加できてしまうという新しい試みです。

この中継、マルセイユでは20時30分~22時の予定でしたが……。

「僕たちに何かできることもっとないの?」
予想を超えるたくさんのマルセイエーに声を掛けてもらい、それならば! とマルセイユでは、このイベントにもうひとつの催しを加えました。それが「Midi/Minuit」です。

正午から日付の変わる24時まで、マルセイユ人が日本のことを考えて、楽しみながらお助けできるイベントにしました。長丁場ではありますが、これは子供から大人まで、どんな方でも、どんな時間に来ても楽しめるようなものにしようという私たち主催者の願いです。1000人の集客を見込むイベントは通常2カ月前から準備が行われますが、今回のスタートは3週間前。 その間は脇目もふらず、夢の中にこのイベントで働いている自分が出てくるなど、24時間態勢でイベントの事ばかり考えていました。

そして当日の模様がこちらです。
まずは30人のマルセイユ・グラフィックデザイナーがひとつデザインを提供し、シルクスクリーンの原画を限定販売することにしました(シリアルナンバー入り)。 これを刷ったのはマルセイユのシルクスクリーン工房です。

photos :Laure Melone
これがシルクスクリーン直販スタンド。
赤、黒を使った「日本」をテーマにたくさんのデザインが集まりました。

「こんなに日本を意識したことは今までなかったけど、自分たちの技術で日本を手助けできたらいいよね」と言ってくれていました。

12~18時は、「今までちょっとなかった日本文化をマルセイユにお届け」というテーマでスタンドを設置。 冷茶サービス、書道体験、飾り巻きずしのアトリエスタンド、水引アートスタンド、日本在住の漫画家さんがスカイプを使って似顔絵を描いてくれるスタンド、着物の生地とプロバンスの生地を用いたコラージュや小物の展示会、メトロ(地下鉄)のチケットを使った折り紙アート、マルセイユ人が考えた座いす展示会……などなど!

photos :Laure Melone

photos :Laure Melone

photos :Laure Melone

photos :Laure Melone

photos :Laure Melone

photos :Laure Melone

19時からはマルセイユ有志のミュージシャンたちがコンサートを行い、「ニュースダイジェスト」でもインタビューをされていましたスブリームさんの飛び込みライブも!!

photos :Laure Melone
彼女の勢いある「津軽海峡・冬景色」には思わず顔がほころびました。

そして予定通りにPechaKucha Nightが行われ、私は何故か日本代表で参加することに……(大緊張でした!)。

photos :Laure Melone
私の目の前には600人を超える観客が……汗。

photos :Laure Melone

22時からは、仏国立マルセイユ・バレエ団(日本人が在籍しています)の有志の方たちが今回のために作られた「津波と人との繋がり、団結」をテーマにしたダンスを披露していただき、最後はマルセイユDJたちのソワレで幕を閉じました。

「知り合いのデザイナーが参加しているので、楽しそうだし来てみたら日本っぽいものがあった……けど構えることなく楽しめたし、日本に興味が出た」 という感想をいただいたりしてとてもうれしかったのと同時に、 5歳くらいの女の子が2ユーロを握りしめて、「これで日本人が助けられるの?」 と真剣に質問された時にはちょっとウルッときてしまいました。

この日、マルセイユだけで総額7000ユーロ近くが集まりました(世界中でこのイベントが行われているので全総額はまだ集計されていないようです)。このお金は宮城県の被災地で今後学校を建てるために使われるそうです。

今すぐ何かできることは海外組であれば少ないけれど、長く掛かるこれからの復興活動を少しでも支援できるのならと思えば、喜んで協力しようという気持ちになります。いつかこのイベントに参加した人が宮城県に行き、その時に建てられた学校を見てこの日のことを思い出してくれたらいいなぁ、なんて思っています。

いつかマルセイユに来る機会がありましたらこのPechaKucha Nightの開催される日を目掛けてプランを組んでみても楽しいかと思います。マルセイユを中心に活躍しているアーティストを発掘できてしまうかも……ですよ。

photos: Laure Melone

 
● PechaKucha Night 公式サイト(英語)
pecha-kucha.org
● PechaKucha プロバンス版サイト(フランス語)
www.pechakuchanight.fr
● Inspire Japan 公式サイト(日本語)
global-day.pecha-kucha.org/jp

(内容はすべて異なります)

 

  • Check


福井さん福井れいこ
Marseilleに魅せられて早7年。マルセイユを日本に知ってもらうため、すてきなモノを探し歩く日々。好きなものは51(マルセイユのお酒)、好き なサッカーチームはL'OM(マルセイユのチーム)風呂場にはマルセイユ石鹸……、と既に「マルセイユ人」顔負けのマルセイユ人っぷり。ひっそりコラムはじめました。フランス, コンメーム。
http://francequandmeme.wordpress.com/
バナー
ヘアサロン・ガイド フランスのラーメン、中華麺、うどん、そば - イギリス・フランス・ベルギー・ドイツの麺もの大特集! バナー おすすめフランス語学校 サロン&クリニック・ガイド パリのお弁当やさん バナー バナー