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mer 19 juin 2013
陶器職人 Michel Streissel
祖母から孫へと受け継がれる陶器 〜 アルザス地方伝統の陶器 〜

19 janvier 2012 No 944

陶器職人 Michel Streissel

キャベツの千切りを塩漬け、肉と一緒に煮るシュークルートや、干ブドウ入りのブリオッシュ、クグロフはアルザス地方を代表する郷土料理。これらを作るのに欠かせないのが、厚手のぽってりとしたアルザス地方伝統の陶器である。

ミシェル・ストライセルは、アルザスの陶器生産で有名なスフレンハイムに店を構える。作品の10~20% は伝統的な石釜を使用して焼き上げたもの。1回焼くのに2日掛かり、使用するまきの量は6㎥分。「電気炉はコストも安く、手入れも簡単。それに比べ、まきで焼く釜は時間もコストも掛かる。しかし、灰や炎は器に微妙な色を残してくれる。こういうニュアンスは、電気炉では生み出せないのだよ」。デザインも伝統的なものを好むミシェルは、アルザス地方の博物館を歩き回って研究し、花や自然、動物のモチーフを器に施す。こうして出来上がった陶器はオーブンに入れて調理することが可能で、調理後にそのままテーブルに置いても様になる。保温性があるため、中身が冷めにくいのも特徴だ。

陶器に適した土が豊かなスフレンハイムでは、何千年も前から陶器が作られていたのが確認されており、今でも伝統的な陶器を作るアトリエが残る。ミシェルは「子供のころから近所のアトリエをのぞいて回っていたから、この職に就くのは自然なことだったよ」とほほ笑む。ミシェルが使う土も、もちろんスフレンハイムで採れるもの。その土を何度もろ過し、丈夫に、そして美しく焼き上げるために不純物を取り除く。「この陶器は、時間が経つほど油がなじみ、使いやすくなるんだ。例えばクグロフを作るにも、祖母から受け継いだ器の方が新品よりも型から抜きやすい。だからこそ、親から子へ、その孫へと大事に渡されているんだよ。秘伝のレシピと共にね」。(沖島 景)

陶器職人 Michel Streissel

Poterie Michel Streissel
25, rue de Haguenau 67520 Soufflenheim
TEL: 03 88 86 64 69
www.streissel.com
 
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