夏のバカンスをフランス国外で過ごす人も多いだろう。日常の忙しさを忘れ、気分は開放的。出発前から実に楽しみである。しかし、バカンス先での病気やけがに備えて保険の対策を前もって立て、安心して旅に出よう。
ヨーロッパ(欧州経済領域 ※)への旅行なら、La carte européenne dʼassurance maladieを持参しよう。 このカードはフランスのCarte Vitaleに替わるもので、31カ国で利用可能な健康保険カードだ。このカードを取得するには、最寄りの社会保険事務所社会保険事務所(3646へ電話)、もしくはインターネット(www.ameli.fr)で申し込む。最低出発2週間前の申し込みが必要とされているが、万一間に合わない場合は登録証明書をもらえるので忘れずに。
このカードは無料で発行してもらえ、有効期限も1年間なので、年に何度か欧州経済領域に出かける人は是非とも取得しておきたい。ちなみに家族で旅行の場合、各人それぞれのカード取得が必要(16歳以下の子供も必要)。ただし、現地での病気やけがなどの医療行為に対する健康保険の対象有無、還付率などは現地国の社会保険制度が適用となり、フランスと同じ条件になるわけではないことに注意しよう。
前記以外の国への旅行で緊急事態など予期しない医療行為が必要になったときはフランスの健康保険の適用を受けられる。この場合、現地でいったん全額自己払いし、フランスに戻った後に還付請求するという仕組み。帰国後、Assurance maladieが書類内容をチェックし、緊急治療が必要であったと認められた場合はフランスの健康保険制度の範囲内で還付してくれる。したがって現地での医師の診断書、領収証など全ての書類を忘れずに持ち帰ろう。
※ EU加盟27カ国およびアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス











