今年のフランスでの所得税申告を終えられただろうか? 前年の所得額を改めて確認し、金額の少なさにため息ついたり、高所得ゆえにたくさん税金を払わねばならずため息をついたり。それぞれ事情は違えど、頭が痛くなる季節だ。ため息ついでにリッチな人のお財布事情をのぞいてみよう。
今年4月、フランス国立統計経済研究所(INSEE)が個人世帯の所得および資産に関する調査結果を発表した。これは2004年から3年間、高所得者層に焦点を当てて調査したもの。この調査で高所得者に該当するのはフランスでの所得申告者のうち、10%足らず。2007年におけるフランスの個人世帯平均所得は17,644€(月額1,500€弱)。高所得者層に仲間入りするには、倍近くの35,677€(月約3,000€)以上の所得が必要になる。
また高所得者のうち1%が超高所得者に当てはまる。超高所得者も3段階あり、「富裕層」「とても富裕層」「一番富裕層」と分けられる。一番下の「富裕層」でも月額約7,000€以上の所得がある人たちで、例えば夫婦共働きでそれぞれ手取り収入が5,300€以上、あるいは世帯収入(手取り)が月15,000€あり子供が2人いる世帯である。
「とても富裕層」になるには月約18,813€の所得が必要。しかしこれも入り口の金額。58,000人がフランスで少なくとも687,862€(月約57,321€)の所得申告をしている。
しかし実はこれらの高い所得は労働で得られたものだけではない。超高所得者は申告所得の半分以上が資産による収入や臨時収入(有価証券などの値上がり益など)によるもの。「より稼ぐには、より働こう」。一時メディアを通してよく耳にした言葉にあるように勤勉に働き労働で収入を得ることはもちろん大切だが、賢い預貯金選びと上手な資産運用が収入アップのカギを握っているようだ。











