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フランスニュースダイジェスト
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lun 21 mai 2012

27. フランス、隣の財布事情 〜ビンボー編〜

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前回は高所得者について見た。今回は反対に低所得者の状況について見てみよう。前回同様、フランス国立統計経済研究所(INSEE)が2003 ~ 2007年にわたる低所得者層に関する統計を発表した。これは金銭面、暮らしぶり、生活スタイルの変化の3つの調査に基づくものだ。

「金銭的な貧困」とは、「一般的に、ある一定の金額より低い金額での生活を強いられる状況」とここでは定義されている。生活状況、必要とする金銭の額や生活水準が多様な中で、この金額を具体的な数字で表すのは難しいが、統計を取るに当たっては平均生活水準の50~60%に定めて実施している。2007年の平均生活水準は月額約1,510€、60%では908€、50%では757€での生活を強いられているということだ。908€以下で生活している人はフランス国内で約800万人。757€ではなんと430万人となり、フランス人口の約7.2%に値する。

世帯状況を見ると、これらの人々の約36%が失業者もしくは移民世帯とのこと。日本から移住している筆者にとっても身の引き締められる話である。しかし職に就いているからといって、必ずしも平均水準の生活ができている訳でもない。190万人の人々は労働収入がありながら平均以下の金額で生活を強いられているという。

この理由のひとつに「借金(ローン)」がある。約8%の世帯が収入の3分の1以上をローン返済に充てており、その残りで食費や光熱費など生活を賄わないといけない。公共料金などの支払が遅れてしまったり、家賃が払えなかったり、税金の支払まで遅れてしまう世帯が3%いる。

ローン返済のために更にローンを組み、結局返済額が膨らむという悪循環にもつながる。以前もローンについては触れたが、ローンを組む際は収入と支出の割合、金利、返済方法などよく検討し無理のない範囲で利用しよう。

 
續 恵美子(Tsuzuki Emiko) ファイナンシャルプランナー
海外居住に伴うお金の悩みを解決するための相談役。2005年よりフランス・イエール市在住
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