4月。日本では新生活が始まる月でもある。留学や海外派遣、海外就職などでフランスへ来る人の数も他の月と比べて多いかもしれない。海外での新生活には通常の引っ越し以上の準備や諸手続きが必要となる。預貯金や保険など、お金に関することについても同様だ。
大抵の人は日本でさまざまな保険に加入しているだろう。海外へ渡るに当たり解約すべき契約もあるだろうが、日本で生命保険に加入しているならば継続することも検討してみよう。海外にいても保険料を支払って契約を継続していれば日本国内にいるとき同様に有効なのだ。生命保険は加入時の年齢や健康状態によって保険料金や加入可否が決定されるので、解約して新たに加入し直すよりは既にある契約を継続した方が良い場合が多い。
海外に居ながら日本の契約を継続するには、出発前に加入している保険会社に「海外渡航」の手続きをする。保険会社によっては海外から直接請求できたり海外に各種通知を送ってくれたりするところもあるが、大抵の場合は日本の代理人を指定し、代理人が契約者に代わって保険料を支払ったり通知を受け取ったりする。あるいは、海外滞在期間分相当の保険料をまとめて支払っておくこともできる。この場合は前納割引が受けられるので、金額的に可能なら是非とも利用したい。
自動車保険は、海外滞在期間中に日本で運転しなくなるなら解約することになるが、「中断証明書」を受ける手続きを忘れずに行おう。これがあれば最長10年間契約を中断することができ、日本に戻って再度契約する際にそれまでの等級を引き継ぐことができる。
海外で生活が一定期間なのかこの先ずっとか、一定期間の場合は短期か長期か、その他各事情によっても選択肢が異なるので、渡航前にしっかり保険会社に確認しよう。
36. 渡仏時に確認しておきたい日本の保険
續 恵美子(Tsuzuki Emiko) ファイナンシャルプランナー
海外居住に伴うお金の悩みを解決するための相談役。2005年よりフランス・イエール市在住
海外居住に伴うお金の悩みを解決するための相談役。2005年よりフランス・イエール市在住











