秋からの新転入学や就職などのために住居探しが始まる6月。賃貸物件を探している人にとっては残念ではあるが、賃貸物件の家賃相場は上昇傾向にある。
仏国立統計経済研究所(INSEE)が発表した2011年第1四半期の家賃相場指数(lRL)は119.69、年当たり1.6%の上昇だ。この指数は、賃貸契約の条項によっては契約の際の家賃金額、また契約中の家賃見直しにかかわるので注目しておきたい数字である。
もちろん実際の価格は地域や物件によって異なる。今回はスチュディオ(1ルーム)および1pièce(1k)のアパートを見てみよう。2011年のフランス全体での平均賃貸価格は16.2€/㎡。地域別に高低があり、最も高いのがイル・ド・フランス地域圏。IRL は、フランス全体を100とした場合イル・ド・フランスは143.1、次いでプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏(PACA)の99.7という状況。最も低いのはロレーヌ地域圏の69.1だ。
都市別1㎡当たりの平均賃貸額トップは、イル・ド・フランス内パリのお隣にあるヌイイ=シュル=セーヌで28.9€/㎡。パリは区によって額差があり、パリ市全体で見るとフランスの1,076市のうち第4位の25.9€/㎡。パリ市内で一番高いのが5区の31.3€/㎡で、2区から7区まではヌイイ=シュル=セーヌを上回っている。PACAではソフィア・アンティポリス近郊が最も高いようだ。ちなみにフランス全体で一番低い平均賃貸額は4€/㎡。
先にも述べたように、同一市内でも物件により額は異なるが、住居探しの際の目安として相場感覚を身につけておくことは重要だ。また、不動産賃貸金額は需要と供給の関係によっても変わるので、2pièces以上の賃貸額ランキングは必ずしも一致しないことにも注意しよう。
※ CLAMEURデータ参照。都市毎の平均賃貸額は2010年データ。
www.clameur.fr











