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mar 22 mai 2012

39. Prime à la casse 〜 ボイラー編 〜

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Prime à la casse* と聞けば車の買い替えを思い出す。2008年末から約2年間にわたり実施されたこの「廃車ボーナス」は、自動車業界、消費者、更にCO2の排出量も減って環境にもグッドな政策だった。今年の5月末にフランス政府はPrime à la casse の実施を再び発表したが、今回は家庭用ボイラーでの施策である。

これは「廃車ボーナス」同様、古いボイラーを廃棄して新しい製品を備え付けることで政府からのボーナスを享受できる制度。政府の統計によると、フランスでは約3分の2の家庭が熱源としてガスもしくは灯油を利用しており、約300万軒は15年以上のガス式ボイラー、100万軒は同じく15年以上の灯油式ボイラーを設置しているようだ。

具体的には、廃棄対象として15年以上使用しているもの。新規購入対象としては低温式(Chaudière basse température) もしくは凝縮式(Chaudière à condensation) であり、低温式の場合は最低100€、凝縮式は最低250€ のボーナスを受け取れる。しかしこの制度を享受するには、指定された店舗で購入することが条件とされているので注意しよう。指定店には「PRIME ÀLA CASSE DES CHAUDIÈRES」の文字と炎のデザインが入ったポスターやポップが掲示されているので要確認。

通常、これらの製品( 設置費を含む) は3,000~6,000€と高価ではあるが、エネルギーの消費量は少なく、その後の光熱費を考慮すれば検討の価値はありそうだ。幸いこの7月に予定されていた一般家庭向けガス料金のアップは中止になったが、昨年来3度にわたり料金が上昇している(2010年4月に平均9.7%、同7月に平5%、2011年4月に4.9% )。7月の暑いさなか、ガスの消費量は少なくて済むが、秋冬に備え賢く検討したい。

※ 本コラム第22回を参照


 
續 恵美子(Tsuzuki Emiko) ファイナンシャルプランナー
海外居住に伴うお金の悩みを解決するための相談役。2005年よりフランス・イエール市在住
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