芸術の持つ力を生かし
心を慰め勇気を与える
宮島永太良さん
Eitaroh Miyajima
Peintre, Écrivain
| 肩書き | 画家、作家 |
| 経歴 | 1965年、神奈川県生まれ。和光大学人文学部、早稲田大学第二文学部卒業、美学校細密画教場終了。99年の初個展「郷地」以降、各地で作品発表。2008年より横浜市南区の神奈川県立こども医療センターなどに作品の寄贈を始める。10年、ネットマガジン「月刊 宮島永太良通信」創刊。同年4月、中国の上海美術館において個展開催。10日間で1万人超の観客を動員する。9月の上海オペラハウス画廊での個展も大好評に終わる。11年には銀座、カフェ・アンデパンダンの壁画制作。同年10月フランスで初の個展を開く。 |
| 嗜好 | 口笛、散策、地図鑑賞、音楽鑑賞、自己流調理 |
作品を病院などに寄付されているのはなぜですか?
その昔、人々は祈りのために絵を描いていたこともあります。そのことからも、アートは人の心を慰めたり、勇気づけたりできることが分かります。
かつて私が病気をして家で寝ていたとき、毎日天井だけしか見えないことに気が付きました。「もしここに絵でもあったら、見ていて楽しいだろうな」と思いました。この経験があったので、病気で入院している人も、天井画はもちろん、病院内にも絵などのアート作品があればいいのにと思うようになりました。
そんな時、小児がんの子供たちを救おうというチャリティー・コンサートのポスターとプログラムに使う絵を描いてみないかという提案を受けました。この病院は環境が良く、内部はまるで幼稚園のような楽しい作りと明るい色合い。この楽しい雰囲気の中に私の絵が加わり、新たな色添えをしてくれたと喜ばれました。これがきっかけで、その後も絵を病院へ寄付する活動を続けております。
作品を制作する上で気を付けていることはありますか?
作品を理解しやすくすることです。それは、作品を通して、作る側と見る側のコミュニケーションが取れることが大切だと思うからです。
例えば1点の分かりにくい作品があった場合、作者が最初から説明してしまえば受け取る側は考えることなしに「ああ、そうか」ということで終わってしまう。それでは作品を通してのコミュニケーションになりません。しかし、難し過ぎて全く理解できないようではコミュニケーションもその後の発展もありえないと思っています。たとえ抽象的な作品でも、ある程度、言葉で説明できることが必要だと思います。
なぜ自ら描いた絵に詩や文章を付けているのですか?
音楽に歌詞を付けることと同じように、伝えたいことをより深く表現できるからです。音楽とは本来、必ずしも歌詞がなくても成立するものです。しかし詞が入ることによって歌になり、よりメッセージ性が強くなる。またそのメッセージも、曲調があることによって「悲しく」も「うれしく」も聞こえることがあります。絵と文章にも同じ作用があると思います。絵を構成している色、形、素材、リズムの要素と、音楽を構成している音、旋律、音色、リズムの要素、それぞれに言葉を乗せることは、表現方法が似ていますね。
今後の目標を教えてください
今回、日本で芸術大国として尊重されているフランスで、初の個展を開きます。大変うれしいと同時に責任もあると認識しています。私は芸術で社会や人々に何か役立つことができないか常々考えておりますので、フランスにもこの可能性を認めてくれる方がいたら、ぜひ一緒に人々の心に良いもの(希望、勇気、癒やし、健康など) を芸術によって与える運動をできればと願っています。
Invitation à un voyage pictural et poétique
10月20日(木)〜 24日(月)
11:00 -19:00
ベルニサージュ 20日18:00より
ART SPACE GALLERIES PARIS
54, av de la Motte-picquet
Le Village Suisse Galerie 66
75015 Paris
www.eitarohmiyajima.net








