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30 Juin 2008
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今年4歳になる我が家のペット、ジャック・ラッセル・テリア種の雌犬ヴァニーユ(仏語Vanille=ヴァニラ)が適齢期を向かえたのでお婿さん候補を紹介しても、そっぽを向いて知らん顔。諦めかけていた時、近所のスーパーのパーキングで同じ町に住む雄犬パティーに会わせてみたら、意気投合した2匹。同日夕刻と翌日午後、我が家の庭で駆け回っていたがヴァニーユとパティー。
3週間ぐらい過ぎたころ、ヴァニーユのお腹がなんとなく膨らみ出してきた。1カ月して、獣医さんにお腹のレントゲンを撮ってもらたら、赤ちゃんは4匹~5匹ぐらいとの診断結果。ちなみにイヌの妊娠期間は、妊娠2ヶ月(正確には63日)とのこと。

大きなお腹で、外出もままならぬ出産前日
3月22日のお見合いのから数えてちょうど2カ月後の5月22日の早朝、子犬の産声ならぬ鳴き声で目が覚めた。ヤッターと思いベットから駆け出す。
本職のブリーダーなら付き添って横で寝ていなければならぬところだが、私たちは何にも知らないのんきな飼い主。犬たちを探して、クーンクーンという小さな鳴き声のする方へ。なんとサロンのソファーの上で生んでしまったらしい。クッションの下でよく見えない。前夜は苦しそうにハーハー息をしていたヴァニーユ。あれが陣痛のだったのかと気付く始末。
しかし、母親犬はウーウーと唸り、興奮している。恐る恐るクッションの下を覗いて見たら、まだ被毛が濡れた子犬が2匹。たったの2匹?フランスの諺《Vendre la peau de l’ourse avant de l’avoir tué》よろしく、生まれぬ子犬の皮算用をしていた私たちにとって意外な結果。まあ、子犬も母親犬も元気だったら、それが一番と納得しかけたものの、気になる。午後、獣医さんに電話で、「今朝出産しました。でも2匹だけですよ。」と報告し、診断を促してみる。経過を見守るようにとの返事で、待つことにする。
時々気になっては見ていると、午後4時過ぎ子犬が3匹誕生。なんと、早朝と午後、10時間余りの間隔で2回の出産。獣医さんに報告すると、「動物は人間と違い、羊膜の袋が2つあるから」との返答。なるほど、それで出産が2回に分かれても不思議ではないのですね。心配で、子犬たちを触りたいのを我慢。母乳を飲んで免疫ができるのを待ち、母親犬が世話をするのを感心して見守るばかり。

生後2週間目、まだまだネズミみたいに小さな子犬と母親役も板に付いたヴァニーユ
目が完全に開くまでは、モルモットと同じぐらいの大きさだった子犬たちも、ダンボール箱の中をところ狭しと駆け回るようになった。3週間ぐらいして、怖いもの知らずの一番小さいメスの子犬がダンボール箱から最初に飛び出し、次にオスで一番体格のいい子犬が続く。6月22日から、離乳食を与え始めた。赤ちゃん用のミルクとブレディンヌ(小麦粉入り離乳食)を混ぜて、そのお皿を子犬5匹が囲んで少しづつなめる光景は平和そのもの。

生まれた時は、真っ白でハツカネズミのようだった一番白い子犬にも薄い斑点が現れ始めた、生後18日目 。

生後1カ月、やんちゃな子犬3匹はダンボール箱を飛び出し、母乳をチュウチュウと飲んでいる。真ん中が一番怖いもの知らずのメス

人間の赤ちゃんと同じ離乳食を円くなってなめる子犬たち。
あと1カ月すれば予防注射をして、それぞれの家庭に引き取られる子犬たち。それまで、我が家は子犬5匹を中心にしたほのぼの家族。柔らかい子犬たちを手に取って撫でたり、キャンキャン吠える子犬たちに「ノン」と言ってしつけたり、楽しい毎日が続く。
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反橋妙子(sorihasi taeko)
1980年に渡仏。仏語を学び、言語学修士号を取得。リヨンで日本語教師を経て、南仏に移転後は観光ガイドとして南仏を回る。現在、通訳・翻訳業を専門とする。 taeko3011.jimdo.com |
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