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シャンベリー Chambery
サヴォアでおいしいもの見つけた!前半編

| サヴォアでおいしいもの見つけた!前半編 |
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まだまだ肌寒い日もあるサヴォア地方ですが、だいぶお天気も安定してきて野外でのイベントも多くなってきました。 この緑が美しい季節になると、なぜか私はチーズのアトリエへ足が向いてしまいます。 今回、サヴォア、イゼール地方の産地直産農家をめぐるイベントに参加してみました。
はちみつ、酪農、無農薬野菜、ハーブ、エスカルゴを生産している個人農業者の情報が地図と一緒に紹介されていて、参加者は自分の興味あるところに行き、試食をしたり、話をきいたりできるのです。ドライブがてら、何件かめぐるも良し、一箇所で食事をゆっくりするのも良しと自分の好きなようにアレンジ可能。 私の目的は、サヴォアの代表チーズであるTomme de Savoie(トム・ド・サヴォア)私が訪れたのは、ABマークのついたオーガニックチーズを作っているアランさん、マリーさんのアトリエ。トム・ド・サヴォアは、ハード系のチーズの一種でこちらの地方では、日常に根付いたチーズといえます。シンプルにパンと食べるのが一般的。地元の人は朝食に食べたり、子供はおやつに食べたりとサヴォアっ子はトムで育っているといえるくらい馴染みの深い食材なのです。
マリーさんは「以前は、牛乳のみを生産、販売していたけれどやっぱりチーズはフランスの大切な食文化の1つでしょ?お客さんとのつながりもチーズを作るようになってから増えたし。チーズ職人を雇ってでも作ってみたかったのよ。おいしいチーズ作りに大切なのは、やはりおいしい生乳。肥料などに気を使うだけでなく、牛の体調管理もホメオパシーを勉強して、一頭一頭の性格や体調に合わせてます。だから手間はかかるけど、とてもやりがいがあります」。 アトリエでは、そのおいしい生乳からトムを作り出してるチーズ職人の女性も「毎日、気温や天気などで発酵の仕方が違うから常に気をつけなければならないけれど、ひとつとして同じものができないのもまた魅力。とれたての生乳を使ってチーズ作りができるこの環境にとても満足です」。
のどかな環境で、作り手が誇りをもって作っているチーズのお味はとても優しい味でした。 生乳から私たちが口にできるトムができるのは、小さいものは6週間、大きいもので2カ月。 こう書いてしまうと意外と早いように感じますが、質の高い牛を育て、気候の変化に気を使い、肥料にも気を配るとチーズ農家の人は大忙しです。 それでもフランス人の食卓に欠かせないチーズを作る誇り、安全なチーズを皆さんに食べてもらいたいという喜びが彼らから伝わってきました。 農業国フランスのパワーを感じた一日でした。 実は、ここのアトリエでもう1つフランス人の胃袋を支えるある大切な食材で面白い出会いがありました。 それは、来月にお話したいと思います。
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