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シャンベリー Chambery
サヴォアでおいしいもの見つけた!後半編

| サヴォアでおいしいもの見つけた!後半編 |
フランス人の食卓の定番パン屋さんここ最近急に暑くなってきたサヴォア地方です。 最近だんだんと気温が上がりはじめ、暑さで食欲も落ち気味です。 先月書いたチーズのアトリエで実は面白い出会いがありました。 チーズ農家があるくらいのところだから、周りは山と草原が続く田舎。こんな所に日本人のやっているパン屋?どんな感じなのかしら?興味をひかれつつもそのお店の名前も聞かずにアトリエを後にしてしまいました。チーズ農家を離れ、隣町に入ったときに小さなパン屋を発見。それも看板にはさくらの花びら模様が!
車で通るとき中を覗くと日本人女性の姿が見えたので、せっかくなので挨拶でもと思いお店に入ってみることにしました。面識などないけれど、同じ日本人だしこんなところでパン屋さんを開いている事にも興味がわき思い切って店内へ! その日は土曜日の午後4時。
私と話をしながらも、エクレアを買いに来た少年に「すぐ食べるの?箱の蓋はしないねー」 常連さんらしきお客さんに「バゲット10本頂戴!」の対応にテキパキとこなしていたのは、大分出身のしおりさん。お客さんと笑顔でやり取りする彼女の姿にすっかり感心してしまいました。 ウインドウには、フランスの定番ケーキからちょっと日本のショートケーキを思わせるお菓子もあり、どれもおいしそう。 お話を伺ったところ、以前はオートサヴォア県に住んでいたけれど夫婦の夢だったお店を開くのに探して。たまたまここに気に入った物件があり引っ越してきて、オープン2年目だそうです。 お店の奥から「こんにちは!」と出てきたのはしおりさんのお母様。 お客さんは、そうやって一生懸命に地元の人にパンとお菓子を提供するこのパン屋さんファミリーをごひいきにしている様子。 パン屋は、朝が早いし、クリスマスなどの休暇も取れなく、私のフランス人の友人も研修の段階で音をあげたくらいやはり大変な仕事です。パン屋で働いている人は、独り者が多いというのもよく聞く話。 もともとご夫婦、パティシエ出身ということもあり、店内にはショコラなども置いてあります。定番のバゲットとイチゴタルトとエクレアを買っていただいてみました。バゲットは皮がパリッとしていて、イチゴタルトのクリームも甘さがちょうどよく全てすんなりお腹に収まりました。
「オートサヴォア県の方が、アヌシ-やジュネーブに近いのでお客さんを呼び込みやすいのでは?」という私の質問に 「確かに客層は違います。サヴォア県に来てお店を開いて感じたのは、大人数用の大きなケーキなどの注文が多いこと。イースターのショコラも巨大サイズのたまごショコラが何度か売れて、私たちも作り甲斐があります。」と答えてくれました。 確かに、この地方の週末の過ごし方といえば知人や家族と集まってわいわいと食事を楽しむ場合が多いのです。そこには、かならず大きなケーキが登場します。 「このお店は、探していてたまたま見つけてという偶然でここに引っ越してきたのですが、自然に恵まれて、沢山の人にパンやお菓子が提供できるこの環境に満足。」と語っていたしおりさん。 色んな話もはずみ、近くに産地直売の野菜を売っているところや、お肉や鴨のお店まで教えてもらいました。地元の人に愛されるパン、ケーキ屋さんにすでになっているアラード夫妻のお店。活気あふれるお店に足を伸ばしてみる価値はあります。 これからはドライブがてら、チーズ農家によっておいしいチーズを求め、おいしいバゲットやデザートをもって木陰でピクニックなんていうのが私の週末コースになりそうです。
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