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身近なアウトドア フォンテーヌブローの森
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まず、フォンテーヌブローと聞いてまっ先に思い出されるのは、
世界遺産にも登録されているフォンテーヌブロー城。 けれど、忘れてはならないのがパリから 南西約50kmのあたりに広がる通称フォンテーヌブローの森。 かつてはルイ王朝の狩猟地、 今ではパリジャンの週末の 憩いの場となっています。 パリからならば日帰りで。あるいはちょっとのんびりと一泊で身近な自然を堪能できる森へ出かけてみましょう。 アクティビティいろいろパリ、リヨン駅からRER D線に乗って2駅目、なんと駅名もそのままズバリのBois le Roi(王の森)で下車。所要時間約25分で今回の目的地フォンテーヌブローの森の一角に到着です。駅の周辺はかつての面 影をしのばせる大きなお屋敷が続き ますが、しばし歩みを進めると小道は森へと分け入り、散策にもほどよい風情となります。駅前には商店がないので、パリで乗車前にサンドイッチと飲み物を買っておくことを忘れないように!また、森に入るので地図もお忘れなく。国立地理学院(IGN)(loisirs.ign.fr)のサイトでは森の地図が購入できます。「Balades en forêts de Fontainebleau」というタイトルの地図も出ています。あるいは、もうひとつの「Forêts de Fontaine bleau」という地図もお薦め。フランスに住んでいれば当然のように目にする通りにつけられた名前と同じ仕組みで、小道にはところどころに通りの名前が掲げられています。地図と照らし合わせればどこにいるかは一目瞭然。念のためにコンパスの携行もお忘れなく。電車でアクセスできるフォンテーヌブローの森というとこの辺が最寄。半日散策するにはちょうどよいでしょう。 自転車を持ち込むという裏技もあります。ご存知のようにRERには自転車を乗せることが出来るので、気兼ねせずにトライしてみましょう。行動範囲がぐんと広がります。アウトドア用のVTT(マウンテンバイク)タイプのものがベスト。かなり楽しめます。パリ市内ではあなたの普段はナンちゃってVTTもここなら気分は本格VTTです。
これからの季節、この森の秘かな楽しみは栗拾いとキノコ狩りです。栗拾いは年にもよりますが9月下旬頃から、キノコも10月頃からかなりの期間楽しめます。この辺りでは小粒ですが美味しい栗がたくさん拾えます。イガからはずして虫が食っていないものを選んだら、持ち帰って 栗ご飯ですね!キノコはここで単純 に説明するのは難しいので、書店でキノコ図鑑を手に入れてから収穫して下さい。 そして、フォンテーヌブローといえば……森の入り口から進路を北にとり、地図上にあるPlace de Cuvierという開けた場所を目指します。ゴロゴロと巨岩が転がっているこの辺りは岩登りのメッカでもあります。100年以上も前からアルプス登山のトレーニング場としてこれらの岩場が利用されてきました。今日では、アルプス登山のトレーニングとしてではなく、純粋にこの岩を登ることを目的に世界中からクライマーが集まっています。本格的に楽しむには専用の靴があればベストですが、ちょっとトライするだけならスニーカーやハイキングシューズで十分です。まずは手頃な岩をよじ登ってみてください。ただし、落ち方には十分に気を付けて。地面には木の根が張り出し、小石が転がっています。落ちる際にこれらを踏むと捻挫や打撲、最悪骨折の原因にも成りかねません。本格派は特殊なマットレスを携行して墜落に備えています。
車で行くのならこのPlace de Cuvierへのアクセスは簡単。高速道路A6から国道N7を使ってパリから40分程度で到着です。N7沿いに大きな駐車場(GPS:48.445939, 2.637292)があるのですぐに分かるはずです。ミレーなどに代表される風景画家が集ったバルビゾン(Barbizon)という村もすぐそばなのでセットで楽しめます。
もっといろいろなアクティビティを楽しみたい方には広大な森の南部に位置するLes Trois Pignons(レ・トロワピニョン)というエリアがお薦め。道路地図で目安になる村はジャン・コクトー晩年を過ごしたMilly la forêt。コクトーが眠る礼拝堂La Chapelle Saint-Blaise des Simples では彼の絵画が見られ、木曜日はにぎやかなマルシェが開かれたりするのでブラブラするにももってこいの村です。気の利いたカフェやブランジェリーもあり、美味しいサンドイッチも手に入ります。Milly la forêtを過ぎると県道D16沿い、Noisy sur Ecole とLe Vaudoué という村の間に大きな駐車場があります(GPS: 48.361956,2.523097)。 Les trois Pignons にはたくさんの岩があります。このあたりはCuvierと並ぶ有名な岩登りのメッカ。駐車場から砂利道をたどること数分で巨岩がゴロゴロしている光景を目にすることが出来ます。週末ともなれば地元フランス人のみならず、それこそ世界各地からこの岩を目指してやってくるクライマーたちを目にするでしょう。日本からも例外ではありません。 ここで行われる岩塊を登るクライミングのスタイルをボルダリングといいます。通常の岩登りは墜落に備えてロープで確保するのですが、ボルダリングにロープは使いません。持ち運びできるマットを地面に敷いて墜落の衝撃を和らげるのです。 世界共通のクライマー基本的なルールはいたってシンプルです。 クライミング・ルール これだけです。これさえ守ればあなたも今日からクライマーの仲間入りです。
ハイキングを楽しむのなら……南北どちらのエリアにアクセスしても森の中には縦横に小道があって自由にハイキングを楽しめるのですが、中級者ハイカーへのお薦め極め 付きはCircuit des 25 bosses(25の丘を越えるサーキット)でしょうか。総行程約6時間、総登高距離1000mというトレールです。これは、フォンテーヌブロー南部のLes Trois Pignonsの駐車場からスタートし、25カ所からなる小山(丘といった規模)をたどるコースです。森の中には山とまではいかないまでも、そこそこの起伏があります。それらをつないで歩くことでちょっと した山登り気分を楽しむことが出 来るのです。のっぺりと平坦に見えるフォンテーヌブローですが、思いのほか起伏があり、そこそこ見晴らしも楽しめるお薦めのコースです。「ちょっとした」と表現しましたが、山登りに慣れていない人はしっかりと準備をしていきましょう。くれぐれも装備はしっかりと。靴はやはりハイキングシューズをお薦めします。途中お店や水場は一切ないので食料、雨具、飲み水を十分に持参しましょう。それにしてもパリからのアクセス約一時間ということを考えれば、このバリューは悪くありません。ぜひ皆さんも週末の一日、フォンテーヌブローの森を満喫してください。 今回ご紹介したルートはほんの一例に過ぎません。森の中には縦横に小道が整備されており、四季折々さまざまな表情を見せます。興味を持たれた方はぜひご自身でガイドブックを手に取ってください。そこにはきっとあなたにあったトレールが紹介されているはずです。
ガイド:千葉和浩 在仏6年を経て現在オーストリア・ウィーン在住。 フリーランスカメラマン、競技クライミング日本代表チーム監督 ![]() 必需品一式をそろえるのにうってつけなのはパリ市内にあるAu Vieux Campeur。カルチエ・ラタンにある山道具の老舗で、地図やハイキングシューズ、クライミング道具、ザック、コンパスなど全てがそろいます。 Au Vieux Campeur ![]() Circuit des 25 bosses に関する詳細を調べ るのなら、Circuit de Randonnées。ウェブサイトはフランス語のみだが、国内のお薦めのハイキングコース情報が満載。 www.circuitsderando.com/25bosses/index.htm ![]()
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南西約50kmのあたりに広がる







フォンテーヌブローお勧めの地図は、IGN(

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