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ロザンで愛でる芸術の秋

2 Novembre 2009

山の木の葉が色を代え、オレンジ色の瓦屋根から突き出た煙突が白い煙を吐き始める秋。ロザンの町も冬の足音に耳をすまして、深けゆく芸術の秋を堪能しながら、しばしたたずんでいるところ。日が傾き、暖炉に火をくべ、その上に一度煮立ったシチューの鍋をかけたら、「よっこらしょ」。赤々と燃え上がる火の前で、読書をしましょうか、それとも編み物をしましょうか?

ロザンの町の芸術祭、「空高く馬肥ゆる秋」といった好天にこそ恵まれませんでしたが、多くの人で賑わいました!ロザンの町のマルシェ広場は、雨でも市が立てるようにと屋根付き。昔の人の知恵ですね。その恩恵にあずかり芸術マルシェは、雨の中でも無事開催。石の彫刻家が、ノミで石を削る音がマルシェ中に反響していました。

マルシェ広場
雨の中でも屋根の下で催し物が開けるマルシェ広場

彫刻
石工が彫刻を施しています

展示
彫刻済みの石も展示されています

いつもは鍵の掛かった地下倉庫で眠る教会の宝物も、今日は年に一度のお披露目会。中世の遺産とされるキリスト像や、マリア像、十字架や聖職者のローブなどが、きらびやかに一挙公開です。キリスト画家による抽象画も素敵。これまでキリストやマリアを描いていた彼女が、今年になって突然インスピレーションを得たという作品が、キリストの息吹を受けて光り輝いていました。

教会
一年に一度宝物を公開する教会
祭壇
花や緑で飾られた祭壇下
抽象画
ヒマワリに囲まれたキリスト画家の抽象画

今回は、観光局の入り口のそばに構えさせてもらった折紙ストール。実演は、注文をいただいた折鶴です。夏のマルシェで50羽1連にした折鶴をデコレーション代わりに飾っておいたところ、聖歌隊で世界中を駆け回るマダムが売ってほしい、と。その連鶴を見た、ロザンでレストランを経営するマダムが、私も欲しい!ということで、今回の注文に至ります。

折り紙
ツーリスト・オフィスの横に構える折紙ストール

聖歌隊のマダムに、千羽鶴の話をすると喜んで「イスラエルに送るわ」ということ。日本で購入した折り紙をフランスで折って、それがイスラエルに送られるとは、なんだか不思議です。さらに、連鶴を「売る」という行為が、なんとも俗っぽいなあと自嘲したくなるところ。既成概念が崩される快感を感じる瞬間、って大げさかな……

仏語で説明したい千羽鶴
http://fr.wikipedia.org/wiki/Légende_des_1000_grues

情報満載!!ロザンの町のサイトはコチラ
http://www.ville-lauzun.fr/


プロフィール
守安さん 守安 友理(もりやす ゆり)
1999年スクールインターンとして渡英。太陽の光と海の幸を求め2004年フランス移住。和紙・折紙・水引の手作りカードで、日本を紹介中。
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