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ボルドー Bordeaux
天使の分け前 - Part des Anges

| 天使の分け前 - Part des Anges |
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「天使の分け前」と言う言葉を聞いて何を想像しますか? お酒ができるまでにはいろんな工程を経て瓶詰めされて出荷されます。赤ワインは通常摘み取りから瓶詰めまで平均2年かかります。市場に出るのは2年半~3年後となるわけです。 その瓶詰めまでの工程の間にアルコール部分は蒸発していきます。蒸発によりワインや蒸留酒は樽の中で目減りしていきます。その空気に蒸発してしまった部分(アルコール)のことを「天使の分け前(Part des Anges パールデザンジュ)」と表現しているのですが、この言葉はもともと蒸留酒のコニャックやブランデーを生産しているコニャック地方やアルマニャック地方などで使われています。 少しイメージを膨らませてみてください。 ワインでも同じで、発酵タンクで発酵作業を終えた後、樽にワインを入れ熟成にはいります。その最初の段階ではワインはまだ微炭酸で、そのガスを抜くためにガラスのボンドと言うもので樽の穴を塞ぎます。その樽の穴と、ガラスのボンドの間に微妙に隙間が開いています。そこからガスが抜けていくのですが、その間に抜けたガスとアルコールの蒸発部分を指して「天使の分け前」と言っています。 この最初の時期から熟成の最後の方までアルコールの蒸発は続きます。40%ほどのアルコールがこの時期に蒸発します。アルコールが蒸発するごとにアルコール度数が減っていき最終的にワインでは13~13.5度に落ち付くと言う訳です。 その蒸発部分を天使の取り分だという考えは、とても詩的で損した気分にはなりませんよね。さすがフランス人!発想の転換に拍手!です。
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