Advertisement
newsdigest
A c c u e i l arrow ようこそ我が町へ arrow ボルドー Bordeaux arrow 天使の分け前 - Part des Anges

ようこそ我が町へボルドー Bordeaux

天使の分け前 - Part des Anges

14 Décembre 2009

「天使の分け前」と言う言葉を聞いて何を想像しますか? 
これは実はコニャック地方やアルマニャック(ブランデーで有名な地域)で使われているとても詩的情緒のある言葉なんです。さて、その「天使の分け前」とはいったいどんな意味があるのでしょう。

お酒ができるまでにはいろんな工程を経て瓶詰めされて出荷されます。赤ワインは通常摘み取りから瓶詰めまで平均2年かかります。市場に出るのは2年半~3年後となるわけです。

その瓶詰めまでの工程の間にアルコール部分は蒸発していきます。蒸発によりワインや蒸留酒は樽の中で目減りしていきます。その空気に蒸発してしまった部分(アルコール)のことを「天使の分け前(Part des Anges パールデザンジュ)」と表現しているのですが、この言葉はもともと蒸留酒のコニャックやブランデーを生産しているコニャック地方やアルマニャック地方などで使われています。

少しイメージを膨らませてみてください。
樽の中でワインを寝かせている間、蒸発しているワインが目に見えたとしたら?それは上へ上へと上昇し、最後には天使の元に届く!と言う訳です。 そして天使はその蒸発部分を飲んでいい気分になっているのを想像すると何ともかわいらしいですよね。

ワインでも同じで、発酵タンクで発酵作業を終えた後、樽にワインを入れ熟成にはいります。その最初の段階ではワインはまだ微炭酸で、そのガスを抜くためにガラスのボンドと言うもので樽の穴を塞ぎます。その樽の穴と、ガラスのボンドの間に微妙に隙間が開いています。そこからガスが抜けていくのですが、その間に抜けたガスとアルコールの蒸発部分を指して「天使の分け前」と言っています。

この最初の時期から熟成の最後の方までアルコールの蒸発は続きます。40%ほどのアルコールがこの時期に蒸発します。アルコールが蒸発するごとにアルコール度数が減っていき最終的にワインでは13~13.5度に落ち付くと言う訳です。

その蒸発部分を天使の取り分だという考えは、とても詩的で損した気分にはなりませんよね。さすがフランス人!発想の転換に拍手!です。

ワイン樽
ガス抜き
ワインのガスを抜く時に使うガラスのボンド。
こうするとアルコールが蒸発していきます。
ガラスのボンド
これがガラスのボンド。
丸い上の部分を下にして穴をふさぎます。
ガラスのボンド
ガラスのふたを逆さまにすると、
穴とガラスの間に少しだけ隙間が空きます。


プロフィール
島田さん 島田美香
奈良県出身の関西人。2004年結婚の為渡仏。フランス人でワイン関係の仕事に就く夫と美食&ワインを堪能する生活をボルドーにて満喫中。
http://www.alorsbordeaux.info


  • Check
ようこそ我が町へ
フランスマップ cherbourg strasbourg bordeaux chambery lyon cogolin marseille lauzun
eBook
Promotion
ロイズTSB銀行 プレミアインターナショナル口座
フランス留学のアフィニティ
人材コンサルタント募集(ロンドン勤務)
厳選!フランス語学校
NEWS DIGEST
ご意見・ご感想
リンクダイジェスト
ツイッター
天気 Météo
PARIS
-8°C

フランス・ニュースダイジェストに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
 Copyright © 2012 SARL France News Digest. All Rights Reserved. Do not duplicate or redistribute in any form.