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A c c u e i l arrow Who's who arrow 駐フランス日本国特命全権大使 齋藤 泰雄大使


7 Janvier 2010 No 895

堀内 功太郎さん 鳩山新政権の下で
日仏交流をもっと活発に

駐フランス日本国特命全権大使
齋藤 泰雄大使


生年月日 1948年1月5日
肩書き 駐フランス日本国特命全権大使
経歴 1971年外務省入省。1987年経済局開発途上地域課長。1990年経済協力局無償資金協力課長。1991年アジア局北東アジア課長、外務大臣秘書官。1993年欧亜局西欧第一課長。1994年人事課長。1996年欧亜局参事官。1997年在アトランタ総領事。2000年ユネスコ日本政府代表。2001年欧州局長。2003年駐サウジアラビア特命全権大使。2006年駐ロシア特命全権大使。2009年より駐フランス特命全権大使。

齋藤大使は2009年6月に駐フランス日本国特命全権大使として着任されましたが、以前の赴任先ロシアでの仕事内容について教えてください

私がロシアに赴任していた時期は、日ロ関係が非常に幅広い分野で変化を遂げていた時で、特に経済分野で大きな進展がありました。数多くの日本企業がロシアに進出し、トヨタや日産などの大手企業もロシアに工場を建設しました。文化面においても日本文化は非常に根強い人気があります。もっとも政治面では、未解決の北方領土問題が残されています。北方領土問題が解決の道をたどれば、今後日ロ関係は飛躍的に発展すると確信しています。日本、ロシア、アメリカそして中国の4カ国の二国間関係を見てみると、残念ながら日ロ関係はその潜在性に見合った関係に至っていないというのが現状です。その潜在性を発揮するためにも、北方領土問題の解決は避けて通れない課題です。


日本にとってフランスは現在どのような位置関係にあるのでしょうか?

フランスと日本は、多くの分野において共通性と補完性を持っています。高度に産業化された国であり、民主主義や自由主義経済といった基本的価値も共有しています。また両国間の経済面では、自動車分野や原子力分野での協力、更に産業クラスター間の協力などが進展しています。文化交流も盛んです。強いて言えば、日仏間の政治対話を一層充実させる余地があります。そのためにも、まずサルコジ大統領と鳩山首相の間で本格的な会談を実現することが重要です。両首脳の間に、信頼に裏打ちされた関係を早期に構築することが当面の課題です。


齋藤大使は10年前に続き今回は3度目のフランス赴任です。初めての赴任からフランスもさまざまな面で変化がありましたが、齋藤大使の興味を引いたものを教えてください

まず驚いたのが日本に対する関心が非常に高まってきていることです。伝統文化はもちろんですが、最近はマンガやアニメなどの後押しもあり、若い世代の関心が日本に集まっています。若者による人気は、フランスだけではなく世界的な傾向ではないでしょうか。フランスで毎年開催されるJapan Expoを着任してすぐ視察しましたが、すごい熱気でした。和食や日本のファッションに対する人気も同様です。これはネオ・ジャポニズム現象とも言えるのではないでしょうか。この日本人気を、日仏関係の更なる強化に向けて活用していきたいと思います。


フランスではサルコジ大統領、日本では鳩山首相。共に新しい風を自国の政治に吹き込んだ政治家です。今後日本とフランスはどのように変わっていくと予想されますか?

鳩山政権の誕生はフランスでも大きく報じられました。鳩山首相の掲げる「友愛」はフランスの「博愛」に通じる部分がありますし、東アジア共同体の建設構想を見ても鳩山首相のフランスや欧州に対する関心は高いと思います。鳩山政権誕生後、フランスが最も注目したのが気候変動問題における鳩山首相の取組みです。鳩山首相は、日本の温室効果ガス削減について非常に高い目標を掲げ、サルコジ大統領からも賛辞を送られました。今後は、日欧そして日仏が気候変動を含むさまざまな分野で共同戦線を組むことで、世界をリードしていくことが期待されます。


日本が今後フランスを参考にしていく分野や政策とはなんでしょう?

日本から見てフランスから学べる点としては、日本で大きな社会問題となっている少子化問題があります。フランスは少子化対策において大きな実績がありますから、色々と学ぶ点はあると思います。また逆にフランスも日本における高齢化社会対策など学べる点は多いと思います。お互いに足りない部分を補っていくことが、両国の発展につながると思います。


駐フランス日本大使として多忙な日々を過ごされていると思いますが、大使の余暇の過ごし方を教えてください

趣味は色々とあるのですが、スポーツは全般的に好きです。長い間続けているのがテニスとゴルフです。最近は週末に時間を作ってテニスでリフレッシュすることにしています。外務省に入ったばかりの頃の研修先がディジョンだったこともあり、ワインを飲んだりおいしい料理を食べることも大好きです。


2010年に予定されるイベントや取り組みたい課題などがあれば教えていただけますか?

政策面で一番大きいのは、鳩山首相とサルコジ大統領の首脳間に早期に個人的信頼関係を構築すること。そして出来ればサルコジ大統領に訪日して頂きたいと思っています。また大使館としては、地方レベルでの日仏交流にも力を入れていきたいと思っています。今年5月には金沢市にて、日仏自治体の市長などが集う第2回日仏自治体交流会議が開催されます。このように、国レベルだけでなく自治体レベルや草の根レベルでも交流を進めることによって、日仏関係の裾野が広がっていくことが期待されます。


新年あけまして
おめでとうございます


在フランス日本大使館
現在のフランスでは、在留邦人の皆様の御尽力もあり、日本の文化や科学技術、政治経済に対する関心がかつてないほど高まっています。こうした日本への関心を追い風にして、2010年も日仏関係の一層の強化に向け努力していきたいと考えています。皆様の変わらぬ御協力をお願いします。

また、在フランス日本大使館は、引き続き在留邦人の皆様のフランスでの生活のお役に立てるよう努めて参ります。大使館の具体的な業務やサービスとしては、旅券の発給、各種証明書の発行、出生届や婚姻届等の受理、各種情報の提供などがありますが、ご不明な点があれば御遠慮なく下記の連絡先までお問合わせください。

日仏関係や大使館の業務・サービスの詳細については、大使館のホームページも御参照ください。

在フランス日本大使館
7, av Hoche 75008 Paris France
TEL : 01 48 88 62 00
www.fr.emb-japan.go.jp


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