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コゴラン Cogolin
南仏コート・ダジュールの空模様

| 南仏コート・ダジュールの空模様 |
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サン・トロペの魅力は何といっても優しい自然です。まるで緑色の綿雲に包まれたようなパラソル松の丘にはなぜか心が温められます。海岸線は変化に富み、岩場や小さな入江、そして白い砂浜が続きます。そこに、潮風に撫でられた低潅木が藍色の海をさらに美しく見せてくれます。 冬場は道路の渋滞もなく、柔らかい光が照らす景色はこの上なく穏やかです。温暖な気候といえども、朝の気温が零下を示す寒い日もあります。雪便りが聞かれるころには、南アルプスの白い山々がはるかかなたに霞んで見えます。真夏は雲隠れしていた高峰が白い衣をまとい姿を表すのです。
年が明けたコゴランのブドウ畑はせん定作業の真っ最中です。ゴツゴツした太いブドウの木には数センチにカットされた枝が数本残されるだけ。一日中腰を曲げ、残す枝を選び、他の枝やツルを一本づつ切り落としていく根気のいる仕事です。機械化が進んだ時代でもせん定は人の手に委ねられた大切な作業です。 ワイン生産農家にとり農閑期であっても、今年のブドウの出来栄えを左右する時期です。あと1カ月もすればブドウの枝には柔らかな芽が吹き、青い葉っぱが茂り始めます。
気温が下がり、雨が降ったりすると真っ青な空が待ち遠しい気もします。でも、35度を越す真夏の暑さを思えば雨を恨んでばかりもいられません。冬があるから春が美しく、秋があるから夏が恋しく感じられるのでしょう。また雲のある風景には、瞬く間に変化してしまうつかの間の美しさがあります。雲と太陽が織り成す朝焼けと夕焼けは自然が創る雄大なパノラマです。 真夏は夏時間なので、日が暮れるのが夜9時ごろと遅いフランス。しかし、冬時間に戻ると帰宅する時間と夕暮れがちょうど重なり、夕焼けのスペクタクルに魅了されます。特にモール山塊に日が沈む12月の夕焼けは空一面を紫や赤に染め見事です。
日が徐々に短くなり、日の出前に目を覚ますようになると春が待ち遠しくなります。テラスの雨戸を開けた後、暖かいドリンクをすすりながら朝食のパンにバターを塗っていると、黒い山の向こうから白々と朝日が昇り始めます。真っ赤に青空を染める朝のパノラマはお日様とともに爽やかな一日が始まります。 2010年も我が町コゴランの自然やコート・ダジュールの情報をお伝えしていきます。 皆様、本年もどうか宜しくお願いします。
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