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26 janvier 2010
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11人の迷える一般人
1月25日、サルコジ大統領はフランスの民放局TF1に生出演し、番組のゲストとして招待された11人の“本物の一般人”と議論を交わした。
翌日のフランス各紙は番組のもようをトップ記事で配信。おおむね、大統領に関しては好意的な記事だが、悪く言えば盛り上がりに欠ける番組内容と言ったところか。番組慣れしていない“本物の一般人”の起用がネックとなってしまった感がある。
「リベラシオン」紙は、電子版で番組の時間軸ごとにゲストと大統領の質疑応答を紹介。「フィガロ」紙は、紙面で具体的な内容を紹介しており、その中から一部を紹介しよう。
移民について
サルコジ大統領は、いかなる理由においても難民の不法入国は認めないと断言。「我々は、難民に食べ物を与え、治療なども行うが、その後は出身国を調べその国にかえってもらう」「政治亡命に関してはケースバイケースで対応しなければ、世界中の難民がフランスに押し寄せてしまう」とコメント。ただ、フランスは前週123人のクルド難民がコルシカ島に漂着。彼らは一時留置されたが、難民を即在に強制送還させる法が無いことから、釈放され論議を呼んでいる。
失業について
現在フランスが最も関心を示すこの問題に、サルコジ大統領は「私の行った政策の結果を見てから判断していただきたい」と前置きをしたのち「勤労が富を生み、富が富を生む。労働は分け与えるのではない」と続く。言葉には表してはいないものの、時短政策の35時間労働を批判している発言。大統領曰く、フランスは近隣国に比べ不況の影響を受けていない国だそうだが。もともと失業率が高く、不安定な雇用の多い国だけに一概に不況の影響を受けていないとは言えないだろう。
政治家とは国民の代表である。さまざまな政策を協議して法を作っていく。言ってみれば、プロのネゴシエーターのようなもの。とても素人が議論で太刀打ちできるわけがない。今回の番組も、サルコジ大統領にしてみれば良い支持率アップの一つ。3月に行われる地方議会選挙に大統領は介入しないといいつつも、大統領の所属するUMPにしてみれば良い宣伝になったことだろう。詰め将棋のように、着々と次の手を進めていっていく大統領。地方議会選挙は与党UMPの勝利か?はたまた野党の逆転勝ちか?2010年度上四半期の数字が出始める2月中旬がカギだ。

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