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ボルドーのトラム

08 Février 2010

ボルドーにはトラムと呼ばれる路面電車が走っています。このトラムは通電の為の架線がないので、世界遺産にも指定されているボルドーの美しい街並みの景観を損なうこと無く、今ではボルドーのシンボルにもなっています。

2003年12月21日から運行を始めたボルドーのトラム。現在ボルドー市内だけでなく郊外まで路線が延長され、今後もまだまだ路線は伸びていく予定。ボルドー市内をでると工事中の道路があちらこちらで見かけます。

運行当初は、雨が降ると運行がストップしたりと問題が多かったのですが、改良が重ねられ今では大切なボルドーの足となっています。通勤時間には日本の通勤ラッシュを彷彿させるほどの混みよう。ラッシュのすごさは日本で経験済みの私も一瞬たじろきます。

旧市街地を走るトラム
旧市街地を走るトラム、架線はまったくなくすっきりしていています。


ところで、この架線なしで走る路面電車。いったいどんな仕組みなのか気になりませんか?

実は架線なしで電車が走ると言う仕組みは19世紀に一度開発されていたんです。それが21世紀に入ってボルドーで再開発、再利用されたのが、地表終電方式APSと呼ばれるものなのです。

仕組みを簡単に説明すると、地下に電気を通し、車両の真下から給電レールを通じて通電され走ります。車輪と線路が接触している部分にだけ電気が通ると言えば分かりやすいでしょうか。歩行者が線路の上を歩いても感電しないように工夫されているので心配は全くないとのこと。ボルドーの人はその線路の上を雨でも平気で歩いているのを見て、実は、最初はさすがに怖かったです。本当に感電しないのかと疑心暗鬼でした。

ボルドーの景観を損なわないようにする為に、この方法を採用したとのこと、景観を重視するその姿勢は素晴らしいですね。

接続部分
線路とトラムの接続部分のみ電気が流れます。
雨の線路
雨にぬれても大丈夫
線路を歩く人
平気で線路を歩いてますね。

ただ、全てのトラム路線がAPS方式と言うわけではありません。郊外に出れば架線のある路面電車に切り替わります。ガロンヌ川にかかる有名な橋、ピエール橋を渡り右岸に着けばすぐに架線が見えてきます。

このように旧市街地は景観を守るために斬新な方法を用いているボルドーのトラム。トラムのデザインは非常に近代的なのに、なぜかボルドーの街並みによく合っています。

ボルドーが最初に取り入れたAPS。フランスではアンジェやランスでも工事が行われているようです。

日本でもこの方法が取り入れられる時が来るかもしれませんね。

郊外のトラム
架線がお目見え
郊外へ行くとこんな感じで従来の架線がお目見えします。


プロフィール
島田さん 島田美香
奈良県出身の関西人。2004年結婚の為渡仏。フランス人でワイン関係の仕事に就く夫と美食&ワインを堪能する生活をボルドーにて満喫中。
http://www.alorsbordeaux.info


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