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とある日曜日、ローカル列車に乗り込み15分もガタガタと揺られると視界が急に開ける。
そこは見渡す限りの地中海ブルー!!


……と言いたいところですが、あいにくこの日のお天気は曇り。
雨は降っていないものの寒さも半端なくまだまだ春は遠い。
本日はマルセイユからローカル列車で30分くらいの所からのレポートです。こちらです。
キャリー・ル・ルエ(Carry le Rouet)。
「2月」「日曜日」「キャリー・ル・ルエ」の3つのキーワードにピンときた方はかなりの南仏通。
とある祭りが開かれるため、Carry le Rouetでは寒い2月にもかかわらず小さな港町が人であふれます。
その名も……
「Oursinade de Carry-le-Rouet(キャリー・ル・ルエのウニ祭り)」。
「2月はウニが旬、この小さな港で捕れるウニをみんなで食べよう!」という祭り。マルセイユにも魚介類を売るお店はいっぱいあるけれど、どうせならお祭りで食べようよ!ということで、遠足気分で足を延ばしてみました。
本日の気温5度、曇り空……朝は若干雪さえちらつく、という天気だったのにもかかわらず、この人!

大人も子供もみんなにぎやかに食事を楽しんでいます。
では、私たちもそのウニ祭りに潜入してみましょう。
まず入り口にあったのはパン・デピス(香辛料入りパン)のスタンド。
「実はパン・デピスと魚介類は合うんだから!」と言って、完全防寒で営業をしていたマダム……。
なるほど手作りだけあって味も香りも天下一品。

「ここは南仏?」の着込みよう。
そのくらい、この日は寒かったのです。
更に奥へと歩いて行くと、そこからはもう
「ウニ!ウニ!!ウニ!!!」
見渡すばかりのウニスタンドです。
その中でもひときわ目立っていたスタンドのムッシュー。
このムッシューは私たち(日本人4名、スイス人2名、コロンビア人)のことを「フランス語が分からない」と思ったらしく、すさまじいジェスチャーで「ウニを試食しろ!」と無言で一口スプーンですくって食べさせてくれました。

あまりのまろやかさとちょいと利いた海の塩が口いっぱいに広がり、しばし違う世界にトリップ……。
口の中でとろけるウニにもう虜。

「バチッ」「バチッ」とウニが割れる音がリズム良く聞こえてきます。
「今年のウニはどんな感じですか?」
(もちろん通年のウニなど知らない私)
「いいよ、今年は大漁!実もぷりぷりしているよ、ほら」

それにしてもすごいはさみ…これで真っ二つに切って食べます。
店頭販売へ行くとお皿にウニがてんこ盛り。


私が買ったお皿。

とろ~~~~りまろやか!
ウニの隣には、同じく旬のカキも並べられていました。


実が大きい!
「ウニとカキだけではお腹にたまらないねぇ……」と歩いていくと、とても香ばしい香りが漂ってきます。

「パエリア」「漁師のパスタ」「タコのトマトソース和え」など、
メニューには魚介類が盛りだくさん。

それにしてもこの大きな鍋と湯気……
神社のお線香置き場を思い出してしまいます。

それにしてもこの大きな鍋と湯気……
さんざん迷ったあげくにチョイスした私たちのランチはこちら。

イカのトマトソースリゾット
イワシの唐揚げ
カキの盛り合わせ
ムール貝とフライドポテト

そして忘れてならないウニ!
みんなで大はしゃぎしながら食べたので、すっかり寒さも遠のき、すべてをおいしくいただきました。
このウニ祭り、毎年2月の日曜日に開催されています。
もしこの時期にマルセイユに来る機会がありましたら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう? 冬には珍しい楽しくておいしいお祭りです。

追伸: やっぱりウニといえば……で持参したしょうゆとわさび。
日本人には欠かせませんよね~(笑)。
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● Carry le Rouet
マルセイユからMiramas行きのローカル列車に乗って30分。
駅から港へは、歩いて10分程。 |
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