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知って安心フランス薬局事情 - フランスの薬局に行こう!
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| 日本 | フランス | |
| 人口 | 1億2769万人 | 6430万人 |
| 薬局 | 53,304軒 | 22,514軒 |
出典:厚生労働省、Ministère de la Santé et des Solidarités
フランス薬剤師会(Ordre des pharmaciens) が2009年に行ったアンケートによれば、自宅から最寄りの薬局へのアクセスに掛かる時間は5分。日本の約1.8倍の国土を考えると驚異的な数字ではあるが、薬局のカウンター越しでないと薬品を購入できないことが多いフランスの医薬品販売システムは、過疎地に暮らす人にも便利な医薬品のインターネット販売開始に大きな壁となっている。
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フランスで2009年に販売された薬の箱数。1人 当たり1年間で47箱の薬を購入している計算。このうち処方せんなしで購入可能な市販薬の販売数は2億箱で、1人当たりの年間消費量は3.1箱。
出典:Ordre des pharmaciens
薬局コスメを使ってみよう
日本ではスキンケア=化粧品と捉えられることが 多いのに対し、フランスではスキンケア=医薬品と捉えられることが多い。フランスにはデルモ化粧品(Dermo-Cosmetique)と呼ばれる皮膚科医や薬剤師が 研究・開発したスキンケア製品があり、肌のトラブルを持つ人は、まず皮膚科医の診断を受け、処方せんをもらって化粧品を購入するか、薬剤師のアドバイスを受けながら購入するスタイルが定着している。スキンケアは楽しむための化粧品というより、肌トラブルの解消や乾燥や敏感肌対策のために使う医薬品、という認識が強いようだ。フランスの薬局にたくさんのスキンケア製品が並ぶのはこのような理由がある。

医師に処方されたスキンケア製品を求めに薬局に来る人も少なくない
乾燥した気候のフランスで日本にいる時と同じスキンケアをしていると、肌が乾燥し、乾燥性湿しんを患ってしまうこともあるという。フランスの気候に合わせ て開発され、安全で有効な効果が期待できるものが多 いデルモ化粧品を上手に利用することが望まれる。フランスに来てから肌のトラブルに悩むようになった人は、例えばシャンプーやせっけん、ボディークリーム は保湿性の高い製品を使い、こまめな保湿を心掛けるなど皮膚の乾燥を防ぐよう心掛けが必要だ。
処方せんを書いてもらおう
日本で使っていた薬がある場合、まず英語やフラン ス語での医薬品名を用意しよう。その際、商品名ではなく薬品名を調べておくとスムーズだ。どのような症状のためにその薬を服用しているのか、薬品の含有量、妊娠している場合はその旨もメモすることを忘れずに。処方せんが必要な薬の場合は、このメモを見せ、医師にフランス語の処方せんを作ってもらおう。これまで の服用期間や、どんな症状で服用しているかなど基本的な質問と診察で通常は処方せんを書いてもらうことができる。

処方せんは2枚つづりが通常
アレルギーなどの慢性疾患で薬を服用している場合、最長で1年間有効の処方せんを書いてもらうこともできる。薬局では一度に数カ月分の医薬品をまとめて渡すことができないが、処方せんの有効期間内なら同じ 薬を保険適応価格で購入することができる。ただし、医師が処方せんを発行した日から3カ月以内に一度も薬を購入しない場合、処方せんは効力を失うので注意。
健康保険を利用しよう
薬の種類にもよるが、医師の処方せんによって処方される薬は、健康保険(Assurance Maladie)が適応されるものが多く、任意の医療保険、ミュチュエル(Mutuelle)に加入している場合は患者の負担なしで購入できる薬も少なくない。政府の定めるいくつかの例外品を除き、医師の処方せんがあれば健康保険が適応 される。処方せんを書いてもらう際、医師に保険の適 応可否を教えてもらうことも可能だ。医師の診察を受けるのは手間が掛かるが、処方せんを書いてもらうことで自己負担額が少なくなるのはありがたい。
フランス健康保険サイト: www.ameli.fr

バーコードの色は、健康保険で賄われる率を示す。白は65%、青は35%、オレンジは15%、また×印が付いているものは100%の代金が健康保険でカバーされる
健康保険料の払い戻し方法
健康保険証(Carte Vitale)のICチップ付きカードを持っている場合、薬局で支払いの際にCarte Vitale を出せば、健康保険の還付額が差し引かれた料金で購入できる。Carte Vitale を持っていない場合は、一度自己負担で全額支払い、薬局で払い戻し請求用紙(Feuille de Soin)をもらおう。
薬局の名前と住所の入ったスタンプが請求用紙と処方せんに押してあることを確認し、薬の箱、バーコードシールの「vignette」と書かれてある部分をはがし請求用紙に貼る。氏名や住所などの必要事項を記入し、管轄の疾病保健初等金庫(CPAM:Caisse primaire d'assurance maladie)に送付、または直接持って行く。
フランスの薬剤師が選んだジェネリック薬品を患者が拒否し、先発医薬品を要求する場合、薬局によっては患者が一度全額を支払わなければならないことがある他、健康保険の還付額も低くなる。

かかりつけ薬局をつくろう
英語で対応してもらえる薬局や、自宅や職場に一番近い薬局、説明が丁寧など、利用しやすいかかりつけの薬局をつくっておくといざというときに安心だ。健康相談や薬の質問なども気軽にでき、家族構成やライフスタイルを薬剤師が把握することで処方せん不要の薬を購入する際はより体質に合った薬を提示してもら える可能性も高くなる。また、各地域や地区で営業している薬局は、その地域の医師や医療機関も熟知しているため、緊急時に対応してくれる医師、評判の良い医師や小児科、ホメオパシー治療をしてくれるなどの情報も教えてもらうこともできる。薬局で教えてくれる地域密着型“口コミ”情報は、情報化の進む現代でも容易に得られるものではなく、大きな価値がある。
常備薬を買おう
医師の処方せんがなくても購入可能な市販薬は簡単に使用することができるが、アレルギーや服用中の薬がある人、妊娠・授乳中の人、また2~3日使用しても症状に改善がみられない場合は薬剤師や医師に相談 しよう。市販薬とはいえ、慢性的に服用すると肝臓や 腎臓に支障をきたす恐れがあるので、長期間の服用は 控えること。またフランスの錠剤などは日本のものと 比べて大きいことが多いが、自己判断で規定の量を増減して服用せず、規定の服用量を厳守するか、不安な場合は薬剤師に相談しよう。
1ユーロ硬貨と比較しても明らか

あると便利!フランスの常備薬
鎮痛・解熱剤(Analgésique)
Doliprane……アセトアミノフェン配合の鎮痛解熱剤
Nurofen……イブプロフェン配合の鎮痛解熱薬
風邪薬・総合感冒薬
(Traitement au cours des rhumes)
Fervex……ぬるま湯で溶かして飲む風邪薬。子供用、大人用がある
下痢止め・整腸剤
(Traitement symptomatique d'appoint de la diarrhée)
Ultra Levure……自然由来の成分を配合した整腸剤
せき止め(Traitement symptomatique des toux)
Toplexil……大人、子供兼用のシロップ
胃腸薬(Traitement contre maux aux ventres)
Maalox……消化不良、胃痛、腹部の張りなど症状に合わせて3タイプある
消毒液(Solution antiseptique)
Diaseptyl……傷口などの消毒に使用
パリ市内年中無休営業の薬局
Pharmacie Les Champs
84, av des Champs Elysées 75008 Paris 【地図】
TEL: 01 45 62 02 41
M: George V①
Pharmacie européenne
6, pl de Clichy 75009 Paris 【地図】
TEL: 01 48 74 65 18
M: Place de Clichy②⑬
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一般用医薬品(市販薬)でさえ自由に手に取って選ぶことのできないフランスの薬局。慣れないと不便に感じるかもしれないが、健康保険の還付を受けられたり健康相談ができたりするなど、便利な一面もある。フランスの薬局事情を知り、上手に利用する方法を紹介する。



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