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829号 2007年4月5日 掲載

Le Wagon Bleu

豪華ホテル列車で知られる、あの”オリエント急行”の車両で、美味しい食事が頂けるレストランがあると聞いて行ってみた。店の構えは「本当にここに?」と思わせるモダンな雰囲気。また入ってすぐのフロアーはカフェになっている。しかし奥に案内されて、「お~っ!」と思わず声を上げてしまった。この車両は1925年に製造され、実際にオリエント急行として走行していたもの。また、ジェラール・ウーリー監督の映画「大進撃(La Grande Vadrouille)」(66)で、撮影に使われたそうだ。ロケーションも実際の線路脇という凝りよう。車窓からはパリの街並みが望め、時折聞こえる本物の列車の音とかすかな振動が、旅情気分を高めてくれる。

オーナーのポールさんは、その後カフェとして利用されていたこの車両に一目惚れ、2年前にレストランとしてリニューアル・オープンさせた。シェフには「LADURÉE」 やカナダのケベックで修業を積んだ、フランス南西部出身の27歳のヴァンソンさんを起用している。

さてお料理だが、前菜には「自家製フォアグラ、季節のフルーツ添え」をオーダー。とろけるほど濃厚なフォアグラだけでも十分美味しいが、付け合せのフルーツと一緒に頂くとこれまたうまく、量もたっぷり。

前菜
頬が落ちそうになった“フ ォアグラ”

メインには「マグロの胡麻風味焼き、中華風焼きソバ」を選ぶが、たっぷりと盛られた皿を見て仰天!しっかりと胡麻をつけて焼き上げた大きなマグロの切り身2枚に焼きソバだ。マグロはあっさりと優しい味で、焼きソバは日本のものとは異なり、香草を効かせて軽めに仕上がっている。

メイン
ボリューム満点の“マグロのキャラメリゼ”

デザートには「すし風木苺とホワイト・チョコレート」を、ネーミングの面白さでチョイスしたのだが、運ばれてきた皿を見てシェフのアイディアに脱帽!チョコレートがちょうど巻き寿司の海苔のように、お米のデザートに巻きつけられていた。さぞ甘いと思いきや、木苺の酸味が上手く爽やかな口当たりに変えてくれた。

デザート
面白い発想のお米のデザー ト

ボリューム満点で値段も手頃な創作フランス料理を、 ”列車の旅”気分で頂いてみませんか?

前菜
左)青いビロードの椅子に深い 色の木目が美しい 右)ロマンティックな2人席もある


メニュー
 
お昼の2コースメニュー29€、3コース34€、夜45€~
<前菜>
Foie Gras Maison sur Pain d Epices aux Fruits de Saison

自家製フォアグラ、季節のフルーツ添え
<メイン>
Thon Caramélisé au Deux Sésames, sauté de Nouilles Chinoises à la Coriandre

マグロの胡麻風味キャラメリゼ、コリアンダー風味の中華風焼きソバ
<デザート>
Sushi Croustillant à la Framboise et Chocolat Blanc

巻きすし風木苺とホワイト・チョコレートのリ・オ・レ(お米のデザート)
 
 

店名 Le Wagon Bleu
住所 7, rue Boursault 75017 Paris map
TEL 01 45 22 35 25
営業時間 月~土12:00-15:00、19:00-23:00、日12:00-15:00
定休日 日曜夜
最寄り駅 Rome(2番線)
Website www.restaurant-wagon-bleu.com

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