FacebookツイッターRSS feed
フランスニュースダイジェスト
バナー
  • Check
lun 21 mai 2012

シャトー・ド・ポマール

バルビゾン文化、歴史を伝える
シャトー・ワイナリー

フランス東部ブルゴーニュ地方、コート・ドール県にあるポマール村。一面に広がるのは、日当たりの良い東向きの傾斜面に広がるブドウ畑。この村は、卓越した品質の赤ワインを産出することで名高い。ポマール村で作られたワインは、アンリ4世も賞味したと語られ、ポマール城にはワイン愛好家のナポレオンが定期的に訪れた。
(Texte et photo : Satomi Kusakabe)

ブドウ畑
100%ピノ・ノワール種のブドウ畑

ポマール城の歴史

ポマール城の歴史は1080年にさかのぼる。この地に最初に城を築いたのは西フランク王国の国王ウード1世。その後城は完全に退廃し、数世紀経た1726年、ルイ16世の国務大臣ヴィヴォン・ミコ卿によって、ロココ調以前の摂政時代様式のポマール城が建設された。時を経て2003年、不動産業で大成功を収めたモーリス・ジロー氏がポマール城と一帯のブドウ畑を購入。3年にわたる大規模な修復工事の末、ワインの城として、ポマールは現代によみがえった。

17世紀に使用されていたブドウ圧搾機(あっさくき)などが展示されている博物館を城敷地内に見つけた。中庭にはサルバドール・ダリの彫刻や、ワイン熟成に使用されていた古い大樽がゴロゴロと置かれている。現代のポマール城は文化や芸術、伝統的技術や歴史の伝承に努めている。

赤ワイン、シャトー・ド・ポマール

ウード1世の時代、ベネディクト会修道士たちによってブドウが育てられ、ここに赤ワイン「ヴァン・ヴェルメイユ(真紅のワイン)」が誕生。それが「シャトー・ド・ポマール」と呼ばれるようになったのは18世紀以降のことだ。1855年、ブルゴーニュワインの格付けで「一級」の称号が与えられて以来、品質の良さがフランス全土で保証されることになった。

ワインカーブ
ワインカーブ

なぜここで良質のワインが生まれるのか?土壌の分析を科学的に行った現城主のジロー氏は、「粘土質の下に石灰質の層がある水はけが非常に良いこの地は、ブドウにとって理想的な土壌だ」と言う。

現在ポマール城敷地内には、コート・ド・ボーヌ地区で3本指に入る立派なワインカーブがある。「シャトー・ド・ポマール」の赤ワインは年間約8万本製造されており、カーブには100以上のオーク材の樽や約40万本のボトルが整然と収められている。

「シャトー・ド・ポマール」は100%ピノ・ノワール種のブドウから生まれる。20ヘクタールのブドウ畑の収穫は現在でも人の手によるもの。収穫から最低4年の保存期間をおいてコルクを開けることが望ましい。ガイド付きでワインカーブを訪れると、詳しい解説を聞きながら試飲ができる。そこで好みの味に出会ったらボトル購入も可能。もちろん、城内のレストランで食事後、「シャトー・ド・ポマール」を買うこともできる。

中庭
かつて使われていた大樽(foudres)が並ぶ中庭

レストラン、ラ・ターブル・ドュ・シャトー

女性シェフ、マリアが腕を振るうレストラン、ラ・ターブル・ドュ・シャトー。食材のすべてをブルゴーニュ産にこだわった伝統的なフランス料理と「シャトー・ド・ポマール」のワインを提供する。この日の一皿、味のしみた大きめのキノコと共に出されたコッコヴァン(coq au vin)には、ブレス産の鶏を使用。ワインのコクが感じられる鶏肉に舌鼓を打った。

城館内の豪華に装飾されたサロンでのランチは、何とも優雅な気分。暖かい季節ならワイン畑が一望できる広いテラスでの食事が気持ち良い。

シェフのマリアと赤ワインの味がしみたコッコヴァン
シェフのマリアと赤ワインの味がしみたコッコヴァン

城を利用して

ポマール城では、今後ロダン、シャガール、ミロの展覧会など、巨匠たちの芸術展を企画している。また、結婚式場やセミナー、レセプション会場としても場所を提供している。

ポマール城は、コート・ド・ボーヌの良質ワインを生み続けるばかりでなく、文化、歴史、また新たなコミュニケーションの場として進化を続ける。

ポマール城
ポマール城

シャトー・ド・ポマール
Château de Pommard
9:30-18:30(12月23日~ 25日、1月1日休)
入場料:18€(ガイド付きのワイナリー見学を含む)
15, rue Marey Monge 21630 Pommard
TEL : 03 80 22 12 59
www.chateaudepommard.com
ラ・ターブル・ドュ・シャトー
La Table du Château
12:00-15:00、水休
TEL : 03 80 22 12 59
夕食会、レセプションは要問い合わせ
アクセス
パリ・リヨン駅から Beaune 行きのTGV に乗り、ボーヌ(Gare de Beaune)駅下車(2時間程度)。もしくはパリ・リヨン駅から Di jon行きのTGVに乗り(1時間40分程度)、Dijonでterに乗り換えボーヌ駅下車。ボーヌ駅から車で約10分。
 

*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

バナー バナー バナー バナー
バナー バナー

An error occured during parsing XML data. Please try again.