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ニュースダイジェストの制作業務
Sun, 20 September 2020
バスカー土門の人生相談

土門秀明(どもんひであき)
山形県酒田市出身。バブルガム・ブラザーズのギタリストとして活躍後、渡英。2003年、日本人初のロンドン地下鉄演奏許可証(バスキング・ライセンス) を取得。著書に「地下鉄のギタリストBusking in London」(水曜社)がある。入魂のソロアルバム「From the Underground」 、ライブアルバム「Live in Tube」 も絶賛発売中。2012年5月より「地下鉄のギタリスト 第2章 激闘編」として未発表日記、爆笑ボツネタブログを開設!www.domon.co.uk

春夏秋冬 by 泉谷しげる

Dear ドモンさん
私はテレビの音楽番組が好きで、英国でも日本でもよく観ているのですが、バンドをやっている友人が言うには、実際にはテレビでは演奏していなくて、演奏しているフリをしている場合が多いと聞きました。私は全部ちゃんと演奏しているものだと思っていたので、ちょっとショックでした。それは本当なのですか? またなぜそういうことをするのですか?

回答

まあ、いろいろと大人の事情があるんですよ……。

最近、英国では生演奏してる番組多いですよ。BBC2の「Later with Jools Holland」なんかは、ほとんど生演奏でやってますが(音楽スタイルによってコンピューターやバックトラックを使う場合もあります)、確かにちょっと前までは「当てぶり」や「クチパク」は多かったですね。現在の日本の場合は、結構有名な音楽番組でも、歌は「生」で、演奏は「当てぶり」というパターンが主流みたいです。

それには様々な理由がありまして、まず、いろんなアーティストが出演する音楽番組って時間割がタイトです。カメラ・チェックや舞台装置の転換などで裏方の人たちはテンヤワンヤだし、売れっ子アーティストは、スケジュール調整が大変なんです。そんな中で、いちいちドラムの音がどうの、ギターの音がどうの、なんて注文してたんじゃ時間がいくらあっても足りません。なので、中途半端に生演奏するくらいなら、完璧なカラオケを流した方が、スタッフ側も出演者側も楽なんですよ。実は、私も昔「当てぶり」したことありますが、弾いてるフリするのも結構難しいもんですよ(笑)。

そんなあなたに
春夏秋冬
by 泉谷しげる

しかし、そんな現状に泉谷は反旗を翻しました。ある音楽番組で局側が彼のバック・バンドに当てぶりをお願いしたところ、「一流のミュージシャンが『当てぶり』なんかしてどうするっ、生演奏じゃなきゃ俺は歌わん!」と(よくぞ言ってくれた)。まあ「生」か「当てぶり」かを見抜くのも、音楽番組を観る楽しみの一つと思ってくれい!



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