ニュースダイジェストの制作業務
Tue, 25 January 2022
20 January 2022 vol.1595

高まるジョンソン首相責任論
疑惑続々、批判収まらず

14日、ボリス・ジョンソン首相になりすました市民がダウニング街のそばで擬似的なパーティーを開いた
14日、ボリス・ジョンソン首相になりすました市民がダウニング街のそばで擬似的なパーティーを開いた

(ロンドン 1月17日 時事)新型コロナウイルス対策による規制中に首相官邸でパーティーが行われていた一連の疑惑をめぐり、ジョンソン首相の責任を問う声が高まっている。週末には、パンデミック(世界的大流行)の最中に官邸で定期的に飲み会が開かれていたとの新たな疑惑が浮上。この状況に閣内からも「理解を超える」と厳しい見方が出ており、首相は窮地に立たされている。

新たな疑惑は大衆紙「デーリー・ミラー」が15日に報道。それによると、首相官邸では長年の伝統とされてきた週末の飲み会が、新型コロナの規制導入後も継続。毎週金曜日に職員約50人が集まり、ワインを飲んだりゲームに興じたりして親睦を深めていた。このイベントは、ジョンソン首相も職員の「ストレス解消」のため奨励したとされる。

米ウォーターゲート事件にちなみ「パーティーゲート」と呼ばれる一連の疑惑では、首相自身もロックダウン(都市封鎖)下の2020年5月に官邸庭で開かれたパーティーに参加していたことが判明。首相は先週、下院でこれを認めて謝罪したが、批判は収まるどころか激しくなる一方だ。

BBC放送によれば、与党保守党議員らの元には選挙区民から抗議が殺到。ある議員は200通以上の批判メールを受け取り、首相支持の内容はわずか5通だったという。この議員は「次期総選挙時にジョンソン氏がリーダーでいると考える同僚は少ない。(政権は)末期状態だ」とこぼした。首相を擁護してきた閣僚らの間にも、困惑が広がっている。

首相官邸がエリザベス女王に謝罪

(ロンドン 1月15日 時事)首相官邸は14日、昨年4月のエリザベス女王の夫フィリップ殿下の葬儀前夜に官邸内でパーティーが開かれていたと報じられたことを受け、女王に謝罪したと明らかにした。政府が決めた新型コロナウイルスのルール違反が芋づる式に発覚している官邸のパーティー疑惑は、国民の尊敬を集める女王への謝罪に発展した。

この疑惑は13日夜に「デーリー・テレグラフ」紙が報道。それによると、殿下の死去で国中が服喪期間だった昨年4月16日、官邸内で二つの送別会が別々に開催された。それぞれの参加者は官邸の中庭で合流し、翌日未明まで飲酒やダンスなどに興じたという。ジョンソン首相はロンドン近郊の首相別荘チェッカーズに滞在していたため、パーティーには参加しなかった。

 
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