抹茶の需要が急増し、日本で品不足の懸念が高まる世界的なブームが生産量を上回る
‘Skyrocketing’ demand for matcha raises fears of shortage in Japan
「ガーディアン」紙(電子版)は10日、近年欧米で日本の抹茶の人気が高まっている一方、記録的な訪日観光客の増加により、抹茶が品不足気味になっていると報じた。
同紙は、抹茶はもともと茶道において非常に様式化された形で提供されていたが、現在ではラテやチョコレート、アイスクリーム、菓子類など、さまざまな食品に欠かせない素材となっていると説明。特に欧州、米国、オーストラリアで需要が急増しており、今後さらなる品不足が懸念されていると伝えた。京都府宇治市の観光施設「茶づな」の館長、酒寄直人氏は抹茶の魅力について、コーヒーや紅茶などほかの飲料とは異なり、抹茶を飲むのは一つの「体験」だと同紙に語った。
また記事は、日本の抹茶の生産量が2023年に4176トンに達し、2010年のほぼ3倍となったことを紹介。拡大する商業的可能性に対応するため、日本政府は、伝統的な煎茶から脱却し、抹茶の原料である碾てんちゃ茶の生産拡大を図る農家に対し、補助金を計画していると伝えた。なお、抹茶の世界市場は2023年の28億ドル(約2400億円)から、2028年には約50億ドルに急増すると予測されている。
Three dead as ambulance helicopter crashes into sea in Japan
救急ヘリが海に墜落、3人が死亡
「インディペンデント」紙(電子版)は7日、患者を乗せた医療搬送用ヘリコプターが長崎県の壱岐の沖合に墜落し、3人が死亡したと報道。同機は長崎県の空港から福岡市内の病院に向かっていた。事故の原因は現在調査中だと伝えた。
Japan spruces up rural train stations with 3D-printed shelter
3Dプリンターで地方の駅を美しく建設
「タイムズ」紙(電子版)は8日、3Dプリンターを使い6時間で完成した和歌山県有田市にある初島駅を紹介。地方の鉄道会社は利用頻度の低い駅を改修する余裕がなく、駅の荒廃が進んでいたが、解決策が見つかったと報道した。
Yakuza gang leaders write to police promising to end turf wars
山口組が抗争終結を宣言
「タイムズ」紙(電子版)は8日、日本最大の暴力団「山口組」がライバルの神戸山口組との抗争終結を兵庫県警に書簡で宣言したと報道。警察の取り締まり強化により、組織の資金調達が困難になっていたことも理由の一つだと伝えた。
A machine using ultrasound and AI can gauge the fattiness of a tuna fish
超音波とAIを使った機械でマグロの脂身の多さを測定
「インディペンデント」紙(電子版)は10日、富士通が超音波解析AI技術を搭載した冷凍マグロの脂のり検査装置を開発したと報道。「ソノファイ」と名付けられた装置は近く販売を開始し、素人でも簡単に脂のりを判断できると伝えた。