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Thu, 28 March 2024

Prince Harry and Meghan Markle's Royal Wedding 2018 祝!ヘンリー王子とメーガン・マークルさん
ロイヤル・ウェディング
結婚にまつわる
基本のエトセトラ

伊藤悠貴

2018年5月19日、チャールズ皇太子の次男ヘンリー王子(33)と、婚約者メーガン・マークルさん(36)の結婚式がロンドン郊外のウィンザー城で執り行われる。かつてはそのワルガキ振りでタブロイド紙を賑わせた、「ハリー」ことヘンリー王子と、米俳優でバツイチ、そしてアフリカ系の血をひくメーガン・マークルさんの結婚は、様々な点において英国王室に新風をもたらすことになるだろう。ここでは、そんな2人の結婚にまつわる素朴な疑問を紹介しよう。

結婚したらどこに住む?

当初は、ハリー王子が2012年から住んでいるケンジントン宮殿内のノッティンガム・コテージに引き続き暮らすのではないかと言われていた。ノッティンガム・コテージは宮殿内に数ある邸宅の中でも特にコンパクトな住まいで、地上階に寝室が2部屋、リビング、キッチン、バスルーム、そしてプライベートな小さな庭がある。しかし、ハリー王子とメーガンさんはテレビ・インタビューの際に「早くたくさんの子供が欲しい」と大家族計画を発表。やがて、現在大急ぎで改装が進む、寝室だけで21室もある大きな邸宅、「アパートメント1」へ移ることが分かった。隣人は「アパートメント1A」に暮らすウィリアム王子一家だ。

ケンジントン宮殿ケンジントン宮殿

結婚すると名前が変わる?

王室メンバーの男性には結婚式当日に称号を与えられる伝統があり、その称号は妻にも使われる。例えば、ウィリアム王子は結婚したことでケンブリッジ公爵殿下(His Royal Highness The Duke of Cambridge)、そしてケイト・ミドルトンさん(キャサリン妃)はケンブリッジ公爵妃殿下(Her Royal Highness The Duchess of Cambridge)となった。ハリー王子の称号は今号の発行時点ではまだ分かっていないものの、「サセックス公」となる可能性が高いと多くのメディアが伝えている。ただし、その理由というのは、現在サセックス公の称号に「空きがある」からという単純なもの。その予想が正しければ、ハリー王子はサセックス公爵殿下(His Royal Highness The Duke of Sussex)、そしてメーガンさんはサセックス公爵妃殿下(Her Royal Highness The Duchess of Sussex)となる。

公爵妃殿下にもビザがいる?

米国人のメーガンさんは欧州経済領域(EEA)圏内の国籍を持たないため、英国に住むには滞在許可が必要。たとえこれから王室メンバーの一員になるとしても、一般人と同様、ホームオフィスに書類を提出し審査を受ける。ただし、ホームオフィスのある英南西部クロイドンへ行かず、バイオメトリックス認証のための係員が出向する「スーパープレミアム・サービス」を利用するのは間違いない。現在メーガンさんが所持するのは6カ月有効のフィアンセ・ビザ。結婚後はすぐに配偶者ビザを申請することになる。このビザは2年6カ月有効で、それを経て晴れて永住権申請となる。その際にはメーガンさんも、英国の歴史や暮らしに関する知識が問われる「ライフ・イン・ザ・UK・テスト」を受ける必要がある。

宗教は結婚の障害にならない?

3月6日にセント・ジェームズ宮殿内の王室礼拝堂で洗礼を受け、イングランド国教会に改宗したというメーガンさん。2013年に法律が改正され、王室メンバーとカトリック信者との結婚が認められるようになったため、本来は、カトリックの高校を卒業し、家はプロテスタントという宗教背景を持つメーガンさんが改宗する必要はない。だが改宗したことにより、今後は王室メンバーとともに教会の儀式に参加することができるようになった。ちなみに、2002年以前のイングランド国教会において、離婚経験のある者が教会で式を挙げるには様々な制約があり、司祭の許可も必要だった。2005年に結婚したチャールズ皇太子とカミラ夫人は、ともに離婚経験者であることから、自らの意志で民事婚を選んでいる。

ヘンリー王子とメーガン・マークルさんの結婚式

結婚式

2018年5月19日(土) 12:00~ ウィンザー城の敷地内にある聖ジョージ礼拝堂にて

聖ジョージ礼拝堂

パレード

13:00ごろから馬車でウィンザー市街へ

ベストマン(新郎の付き人)

ウィリアム王子

ブライズメイド(花嫁の付き人)

シャーロット王女を始めとした6人の子供
メイド・オブ・オナー(花嫁の付添人)はなし

ページボーイ

ジョージ王子を始めとした3人

ウェディング・ドレス

ジバンシィ(GIVENCHY)のクリエイティブ・ディレクター、クレア・ワイト・ケラーがデザインを担当

ウェディング・ケーキ

バイオレット・ベーカリーのクレア・プタックさんによるレモンとエルダーフラワーのケーキ

 

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