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Wed, 10 August 2022

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イギリス・ロンドンのイベント紹介

「ザ・ボート・レース」を楽しむための6つの豆知識

名門校同士のオックスフォード大学とケンブリッジ大学がテムズ河上で雌雄を決する「ザ・ボート・レース」が今年も開催される。188年の歴史を持つというこの伝統の一戦には、知られざる逸話がいっぱい。観戦がより面白くなる、本レースに関する豆知識を紹介する。

The Cancer Research UK Boat Races
4月2日(日)
16:35(女子)、17:35(男子)にスタート
男子・女子の部ともに観戦無料

テムズ川(Putney‐Mortlake間)
Putney Bridge/Ravenscourt Park/Chiswick駅
http://theboatrace.org

The BNY Mellon Boat Race

1レースを考案したのはあの有名人の親戚

ワーズワース 今や恒例行事となった「ザ・ボート・レース」を最初に企画したのは、1829年当時にオックスフォード大学生だったチャールズ・ワーズワースと、ケンブリッジ大学生のチャールズ・メリヴェール。2人は大学入学前に、名門パブリック・スクールのハロー校にともに通った仲だった。ちなみにワーズワースは、英国を代表するロマン派詩人ウィリアム・ワーズワースの甥に当たる。
写真)「ザ・ボート・レース」の発案者は、日本でも有名なロマン派詩人ウィリアム・ワーズワースの甥

2これまでの対戦成績はケンブリッジ大学が優勢

過去の対戦成績は、ケンブリッジ大学が82勝79敗同着1で勝ち越している。2003年のレースは、両者の差がわずか1フィート(約30センチ)の大接戦となった。ロンドン西部パットニーからモートレイクまでのテムズ河上6.8キロに及ぶ現コースのベスト・タイムは、1998年にケンブリッジ大学が出した16分19秒。最も遅い優勝タイムもケンブリッジ大学の記録で26分5秒となっている。

3出場選手たちは猛練習かつ猛勉強

出場選手が本レースに向けて本格的な準備を始めるのは毎年9月から。各大学の学部生及び大学院生の中から選抜し、1日3時間の練習を週6日ペースで行う。また両大学ともに、練習参加を理由に授業負担を減らすなどの特別措置を取ることを認めていないため、選手たちには学業と練習を両立することが求められる。


文武両道を実践するオックスフォード大学(写真左)と
ケンブリッジ大学(同右)の学生たち

4「ライト・ブルー」と「ダーク・ブルー」の戦い

The Oxford Boat Raceテムズ河沿いで観戦する一般客に見分けがつくように、レース当日に各大学が使用するユニフォームとボートを漕ぐのに使用する櫂(かい)の色は、あらかじめ指定されている。ケンブリッジ大学は薄い青色、オックスフォード大学は紺青色。このため、前者のチームは「ライト・ブルー」、後者は「ダーク・ブルー」との愛称で呼ばれている。


5過去には選手ボイコット事件が起きたことも

True Blue: The Oxford Boat Race Mutiny1987年にはオックスフォード大学のチーム内で内紛が発生。同年に入学したばかりの5人の米国人学生が、指導方法や選手の選抜基準などをめぐって同大のコーチと激しく対立し、レース直前になってこの大会への参加をボイコットした。代わって控え選手が出場したオックスフォード大学は、それでも同年のレースに勝利。当時の模様を記した本「True Blue: The Oxford Boat Race Mutiny」は後にベストセラーとなった。
写真)オックスフォード大生によるボイコット事件の真相を描いた本はベストセラーに

6レース延期・中断のハプニングも発生

2012年に行われた大会では、スタートしてから10分30秒後に競技中のボートの近くを泳いで妨害する男性が現れたため、レースが一時中断されるという前代未聞のハプニングが発生。この男性は事前に自身のブログで「エリート主義は独裁につながる」として、レースの妨害計画を明らかにしていた。その後、この男性には6月の禁錮刑が下されている。また1984年には、ウォームアップをしていたケンブリッジ大学のボートがテムズ河に係留してあった荷船に衝突し、沈没。レースが翌日まで延期になるという事態が起きている。

 
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