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jeu 17 mai 2012
過去の連載

現代フランス料理
1区 / 最寄り駅:Palais Royal Musée du Louvre(1/7番線)、Louvre Rivoli(1番線)

素材の持ち味を生かしながら、和のテイストを巧みに取り入れた素晴らしい創作料理を提案するお店。

NamikiNamiki

Text & photo : Ayako Miki(798号 2006年3月2日 掲載)

パリ1区に、新しくオープンしたフレンチレストラン。 テラス越しに、可愛い食器に盛り付けられた料理が見え、誘われるようにして、窓側の明るい席に腰掛けた。黒板に書かれたランチは、前菜+メイン、又はメイン+デザートで15ユーロとリーズナブルだ。看板には 「ZEN」と記され、わさびや梅、寒天などの日本の食材が織り込まれた料理が特に目を引く。スタッフの方も日本人で、安心して食事できそうな雰囲気に思わず心が和む。

今日は、「タコのサラダ」と「パルマ産生ハムのレモンチェロ・ドレッシング」を前菜に、「サーモンのポワレ・わさびとクレソンのソース」をセレクト。

タコのサラダと生ハムのレモンチェロ・ドレッシング
上)オリエンタルな赤い陶器に盛られた愛らしいサラダ。
マッシュ、レタス、インゲン、トマトの食感もしゃきしゃきと心地よい

早速運ばれてきたタコのサラダは、柔らかく茹で上 がったタコが香草でマリネされた繊細な一品。ブロッコリーとレタスのパルマ産生ハムのサラダは、添えられた洋梨とレモンチェロ・ドレッシングの甘みが何ともフルーティーで、辛口ながらもハニー香を感じるワインにとてもよく合う。

メインは、上品なわさびスープに、大根とサーモン、 ソテーされたポロ葱を重ね上げた爽やかな一皿。

デザートには、ほろ苦い抹茶と表面のカラメリゼされた砂糖が程よく効いた「抹茶のクレームブリュレ」(6ユーロ)を頂きつつ、気さくなシェフたちと歓談する。

並木氏は、ホテルオークラを経て、36年前に渡仏、日本人で初めて、ドルーアンの魚担当のシェフになったベテランだ。神谷氏は、ルドワイアンで修行した経歴の持ち主。二人で、素材の持ち味を生かしながら和のテイストを巧みに取り入れた素晴らしい創作料理を提案し続けている。素材は、「魚類は鮮魚専門店から、肉類は焼肉店専用の店から仕入れる」という徹底ぶりだ。

「禅」には、「自由な発想」という意味もあるそうで、 フランス料理を基調としながら、自由な発想力でレシピを展開したいという願いを込めたそうだ。

心温まるサービスに、まろやかな創作料理。かつこのプライス。すっかり満ち足りた気持ちで、店を後にした。



左上)スープ感覚のソースが軽やかな サーモンのポワレ。ブイヨンで煮 込まれた大根は優しい味わいだ
右上)輝きのあるデミグラスソースが魅 力の牛タンの煮込み。マッシュポテトを添えてボリューム満点
左下)若手のスタッフと共に、新たな 夢に向かって生き生きと走る並木氏。皆とてもいい笑顔だ
右下)フロアーは1、2階を含め60席程。2階はアットホームな雰囲気でパーティー などの貸切も可能。
夜は前菜6€~、メイン19€~、デザート5€~。手長エビ や帆立、子羊などの豪華な食材が並ぶ


カテゴリ 現代フランス料理
店名 Namiki
住所 46, Rue Croix des Petits Champs 75001 Paris map
TEL 01 42 60 25 54
営業時間 火~土 12:00-14:30 / 19:30-22:30
定休日 日、月
最寄り駅 Palais Royal Musée du Louvre(1/7番線)
Louvre Rivoli(1番線)
 
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