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dim 26 mars 2017

カナダ先住民族の悲惨な境遇

2日、セーヌ沿いにあるケ・ブランリー美術館にて、カナダの先住民の悲惨な境遇をドキュメントした「Voyages en mémoires indiennes」(2005年)が上映されました。今回の上映会は、シラク財団が運営するプロジェクトSorosoroの一環として放映されました。

(C)Office-Jimmy
ケ・ブランリ美術館地下2階の上映ホール

全世界にはおよそ6000の異なった言語が存在する。しかし、その半数は今世紀中に伝承者がいなくなり失われてしまうと言われています。Sorosoroは、そんな危機に瀕した言語を後生に残すために立ち上げられたプロジェクト。シラク財団関連の研究者やジャーナリストが全世界にちらばり言語の伝承者を映像や書物、研究論文などの形で保全に尽力を注いでいます。

(C)Office-Jimmy
Sorosoroプロジェクト責任者のロゼン・ミリンさん

今回上映された映画は、直接Sorosoroが行う言語保存には関連してはいないものの、現在カナダ(アメリカ大陸全体でも)で深刻化する先住民族の境遇をドキュメントしたこの作品は、白人が行ってきた身勝手な制作で失われる文化について考えさせられる作品でした。今から、およそ250年前アメリカ大陸に、欧州民族が移り住み開拓を始めました。しかし、先住民族は、欧州民族が設立した政府の同化政策によって、強制的に白人社会に適応を求められます。この映画の主人公で語り手のサリー・ティシガ(Sally Tisiga)さんも、同化政策の被害者。4歳の時に彼女は政府によって強制的に、白人家庭の養女にさせられてしまったのです。

強制的に土地を奪われ、強制的に同化を迫られ、先住民族の女性の場合は白人男性と結婚すると彼女自身の先住民族としてのアイデンティティーが住民登録情報から抹消されしまう。現在サリーさんは、失われつつある先住民族の文化の保全などで活躍している。

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上映後、参加者からの質問を受けるサリー・ティシガさん(左)


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参加者からの質問に答える、監督のジョー・ベランジェさん


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カナダ先住民族の問題について語るサリー・ティシガさん

シラク財団は、支援者の寄付金で運営されている財団です。活動もSorosoroの他にも、分館関連の企画がたくさん行われているので、興味のある人は公式サイトを訪れて見てください。

シラク財団:www.fondationchirac.eu
(Photo by Office Jimmy)

 

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