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フランスニュースダイジェスト
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lun 21 mai 2012

マナー教室に潜入

良家の子供たちは社交界デビューを果たすために、子供の頃から礼儀作法を心得る必要があります。その礼儀作法講習会をパリで開いているソフィーと彼女の友人は、声が掛かれば週末を利用してこのような講習会の講師を務めているそう。この週末、彼女の友人が都合で来られないということで、ピンチヒッターに呼ばれたのが私の夫。育ちの良さを自負している夫は、初めての講習に柄にもなく緊張気味。

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育ちの良さ、完璧なマナーを自
負している我が夫

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私といえば、パリの社交界デビューを目指す子供たちを観察しようと、講習会を見学してきました。

この日集まったのは13歳の子供11人。子供たちの親は同じ社会階級にある子供同士の交流を図るため、自分の子供をラリ(Rallye)と呼ばれる子供会のようなものに入会させます。そこでは会員の家族が持ち回りでパーティーを開いたり、子供たちにレクリエーションを提供したりするのが常ですが、入会したばかりの子供は社交ダンスやカード遊びなどを習うそうで、礼儀作法の講習もその一環として行われます。ちなみにこのラリ、「子供会」といえど、会によって会費が年間約1000ユーロ掛かるところもあるというから驚きです。

今回は、初対面でのあいさつや自己紹介、会話の作法、他人の家に招かれたときの作法、テーブルマナーを習うマナー講習会。

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まず初対面でのあいさつは握手から。相手の目をしっかり見つめ、握った手にはやる気をアピールするためにある程度力を込めることが大切なのだそう。自己紹介では自分の名前だけでなく、姓もきちんと相手に伝えましょう。

「ベーズマン」と呼ばれる婦人の手にキスをするあいさつも順番に実践。これは屋外では行われない室内限定のあいさつ。もちろん、男性から女性に行うものです。

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会話においては、日本同様。話を良く聞き、会話の途中に割り込んだり、自分の話したいことばかりを主張したりするのはバツ。相手にも譲りましょう。好みでない相手にも、興味を持って質問をしながら会話を進めることも大切です。避けるべき話題は「PAR」。つまり、Politique(政治)、Argent (お金)、Religion(宗教)。最近これにMのMaladie(病気)が加わったのだそう。自分の病気や検査結果の数値を比べっこしている日本のおじさまたちの会話は、フランス社交界ではマナー違反です。

講習会の最後はおやつタイム。ここでもきちんとしたテーブルマナーが要求されます。デザートではスプーンではなくフォークを使うようにと教えられていました。ケーキと一緒に出されたのは超高級茶葉の紅茶ではなくジュースであるのを見てホッ。

今回の講習会は、礼儀作法の基本。ほとんどの子供たちは既に親から教わっていることだったようで、みな合格点。ただ、5分間の会話を1対1やグループで実践するというレッスンでは、まだ照れて他人と同じことを繰り返し、上手に話しを進められない子供たちが多かったようです。大人でさえ初対面の人と上手に会話をするのは時に難しいことがあるので当然ですね。この子たちが将来どんなエリートになるのか楽しみです。

 
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