フランスでクリスマスは大切な行事。
夫の家族と共に過ごしたクリスマス休暇。フランスにいて楽しいと思える時間の1つです。
24日、パリから300km程西に行ったペイ・ド・ラ・ロワール地域にある義母の家に向かいました。
節約して、モンパルナスからTER(国鉄地方線)に乗ってル・マンまで向かったのが大失敗。
いわばTGV(新幹線)なら1時間弱のところ、こちらは乗車時間約2時間45分。しかも200%と言えるほどの込みよう。車内は押すな押すなの人で湿度もかなり高くなっています。両足の間にバッグを挟んだ立ち姿勢で、そのまま電車は出発。1時間以上立ちっぱなしだったにもかかわらず、途中駅のシャルトル以降は驚くほど空席ができました。
座ってウトウトし始めると、各駅停となったTERの車内は急に冷えてきました。ドアが開くたびに冷たい空気が侵入。それもそのはず、欧州全体を覆う大寒波で外はうっすら雪景色。
さて、更に地方線と車を乗り継ぎ、パリ出発から約4時間後、ヘトヘトになって義母の家に到着。迎えてくれたのは温かい暖炉の火。
薪割は力持ちの男性に任せます。

17世紀から存在するこの石造りの家は、半径100m以内に2〜3軒しか家がないような、ヤギや牛の牧場の中にひっそりと建っています。

到着するなり、義母は自慢そうにイエス誕生の物語を再現した模型、クレッシュと呼ばれる飾り付けを見せてくれました。

子供たちは各自の羊を持っており、クリスマスが近づくにつれ馬小屋に羊たちを接近させるのです。ただ、良い子でなかった子供の羊は、小屋から遠のく決まりです。イブの夜、とうとうイエスが小屋の中で誕生。子供たちは大喜び。
イブのミサから戻ると一番楽しみな瞬間、プレゼント交換がやってきます。それぞれ自分の部屋履きの片方を暖炉の前に置き、そこに皆からのプレゼントが置かれます。そして順番に包みを開けていきます。私の部屋履きには……義母から1つ。一番多くのプレゼントを獲得したのは我が息子です。

翌日クリスマスの昼食は家族そろって。義母は85歳なので、7人分の食事の支度を1人の女性に手伝ってもらっています。前菜にメイン、チーズにデザートと、胃が破裂するほどの食事の量です。それらを食べ終えるたびに、義母は「ガラガラ」とベルを鳴らし、お皿を下げてもらう合図をします。

食事の後は暖炉を囲んで、コーヒーとおしゃべり……。日が暮れるまで昼食は続きます。
クリスマスが終わり、次の行事は新年を迎えるカウントダウン。こちらは家族よりも友人と共に祝うのが一般的です。残念ながら我々夫婦は参加できませんでしたが、友人宅では50人程が集まり、ルネサンス時代の衣装をまとった仮装パーティーが夜明けまで行われたようです。「うらやましい!」と思いながら、我々は子守に専念していました。
祝日の1月1日が過ぎれば平常通りの生活が戻ってきます。
日本のお正月が懐かしいです。








