11月17日(木)、パスツール研究所内において、同研究所と㈱明治の共同研究契約の調印式が行われました。

日本の明治とフランスのパスツール研究所とが「明治ブルガリアヨーグルトLB81」を使用し、ヨーグルトの乳酸菌が健康や寿命にどんな影響を与えるのか、100万ユーロと見積もられている研究費用を投入して国際共同研究を行います。研究期間は2年間。パスツール研究所にとっては、日本企業のみと、これほどまで大きな共同研究契約は初めてとのこと。

パスツール研究所は医学・生物学では世界をリードし、また細菌研究では世界でトップの研究機関。
学会でも注目される論文を多く発表するエベール博士率いる免疫のスペシャリストチームが当研究を担当します。
明治が乳酸菌で同研究所に白羽の矢を立てたのは、他でもない、免疫学の祖でノーベル賞受賞者の故イリア・メチニコフ博士が招聘(しょうへい)された研究所だからです。博士は、老化が腸内の細菌、悪玉菌によるものと考え、長寿の国ブルガリアで摂取されていたヨーグルトに注目しました。
パスツール研究所が明治とこの研究を進めることで合致したのは、メチニコフ博士の研究テーマを前面に出すものだからでもあります。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌はさまざまな効能を持ち、人間の健康増進に役立つことが知られています。
例えば明治が発見したLG21乳酸菌は、胃がんや胃潰瘍を誘発するヘリコバクター・ピロリ菌を抑制します。
今回の研究では、LB81乳酸菌が腸の免疫システムを正常に保ち、寿命延長効果があると言われている機能などの具体的解明に取り組みます。
この国際共同研究について、明治の馬場良雄常務は「自社独自の研究だけでなく、世界のトップレベルの研究機関との連携は欠かせません。今回の共同研究は経済のグローバル化の荒波にさらされている日本の多くの企業が注目する、大きな先例となると考えます」と、大いなる期待をのぞかせました。
健康で長生きしたいもの。
経験的にヨーグルトが健康に良いことは知っていますが、食品と健康の関係が科学的に証明される時代、不老長寿のメカニズムが解明されたら、どんな食べ方が効果的なのかというところまで具体的に知りたいものです。








