10月は、白ワイン用のブドウの品種が一足先に葡萄の収穫が行われる。ボルドーでは主にセミヨン、ソーヴィニョン・ブラン、ミュスカデが主流です。
その白ワイン用のブドウからできる一足早いワインがブリュ(Bourru)とよばれるもの。透明な瓶に入った乳白色の発泡酒で、最近はマルシェや店先でも見かけられます。
さてブリュとはどういったものなのか、そして伝統的な飲み方は?
白ワインの生産地ではどこでも見かけられるこのブリュ Bourru(Vin nouveau)について少々説明したいと思います。

Bourru ブリュ
白ワインは、ブドウの摘み取りを行ったあと、まず圧搾機にかけて果汁を絞り出します。その後、果汁を発酵タンクや樽の中に入れて自然発酵させます。
生産者によって使われる機材は違いますが、昔ながらに樽で行う場合は、微量の酵母菌を入れて発酵を促します。 白ワインはブドウの皮や種を赤ワインのように一緒に入れて発酵するわけではないので微量の酵母菌を入れて発酵を促してあげる必要があります。
そのまま常温で寝かせておくと葡萄ジュースの中の糖分が酵母菌の影響を受けてアルコールに変わり発酵が始まるわけです。
この発酵初期状態のものをヴァンヌーボー(新酒)「ブリュ」とボルドーでは呼んでいます。ワインは発酵途中なので、日に日に風味が変わっていくのも特徴のひとつです。

最初は糖分が多くアルコールが低い状態そして微炭酸ですが、発酵が進むにつれ糖分が少なくなりアルコール度数が上がり、炭酸も強くなっていきます。
ワインの発酵は冷蔵庫に入れることで遅らせることが出来ますが、少しずつ発酵は進みます。一般に売られているブリュはアルコール約5%ほどです。微妙な風味の違いはそれぞれお好みに合わせてお飲みください。
そして肝心の「どうやって飲むか!」
ボルドーでは、このブリュを栗と一緒にいただくのですが、これがまた絶妙な組み合わせなのです♪
9月後半から10月初めにかけてマルシェには栗とブリュが並びはじめると、「ああ秋が来たな~」と感じます。

皆さんも一度試してみてください!
病みつきになる美味しさですよ。
あっ、でもブリュの飲み過ぎにはご注意を!
お腹が痛~くなってトイレとお友達になってしまいますので……

島田美香 奈良県出身の関西人。2004年結婚の為渡仏。フランス人でワイン関係の仕事に就く夫と美食&ワインを堪能する生活をボルドーにて満喫中。
http://www.alorsbordeaux.info










