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ロンドンのゲストハウス
sam 16 décembre 2017

シャンベリーようこそ我が町へ

ローヌ=アルプ地域圏サヴォワ県シャンベリーから


レシピ付き!サヴォア地方のお菓子「ビスキュイ・ド・サヴォア」

サヴォア風と名のつく料理は、じゃがいも、ベーコン、チーズを使用したものが多く、この連載でも何度か紹介してきました。今回はこの地方の郷土菓子?とも呼べる BISCUIT DE SAVOIE ビスキュイ・ド・サヴォアのお話です。

まだこの地方に住み始めて間もない頃、観光客気分で街中を探して歩いたのがこのお菓子です。別名ガトードサヴォアとも呼ばれています。サヴォアの名がついているのだから簡単に見つかるだろうと思いきや、パン屋さんにほとんど置いていないのです。今回マルシエで再度探しましたが赤いプラリネのサンジェニは売っていてもビスキュイ・ド・サヴォアは見つけることができませんでした。

大体名前もビスキュイと呼ばれたり、ガトーを名乗っていたりとはっきりしないこのお菓子。材料を見るといたってシンプル。卵、お砂糖、小麦粉、コーンスターチとたったの4種類です。バターは入らないので、私としてはビスキュイと呼びたいところです。

ビスキュイ・ド・サヴォア

1358年にシャンベリーで、当時サヴォア公爵だったアメデ6世に仕えていた菓子職人ピエールによって考案されたといわれています。当時この地方は、フランスではなくサヴォア公国として独立していました。ルクサンブール王国のシャルル4世をお招きする際に羽のように軽いお菓子を、とアメデ6世がリクエストして誕生したのです。卵黄と砂糖を白っぽくなるまで混ぜて、メレンゲにした卵白とコーンスターチを加え、小麦粉を混ぜるというアイデアは大成功。軽い食感のケーキが生まれました。

この地方に住んでいくうちにわかったのですが、ビスキュイ・ド・サヴォアは家庭で、今も愛されるお菓子として手作りされていたのです。フランス人の家庭で何度かご馳走になり、シンプルで美味しく、私のお気に入りになりました。作り方も簡単で材料も特別なものを必要としないので、みな家で気軽に作ってわざわざお店で買うものではないのかもしれません。本来はクグロフ型に似ているサヴォア型を使用するようですが、一般の家庭ではケーキ型かリング型で焼かれていました。

失敗なしのレシピを紹介しますのでぜひお試し下さい。
大人も子供も大好きな優しい味がします。

ビスキュイ・ド・サヴォア

ビスキュイ・ド・サヴォア

材料
卵(卵黄と卵白に分けて使用) 3個
砂糖 110g
薄力粉 75g
コーンスターチ 75g

下準備
● 卵はお日様の下においておくと白っぽく混ぜるのが簡単になります。
● 型にバターをぬるまたはキッチンペーパーを敷いておく
● 薄力粉とコーンスターチは合わせて振るっておく
● オーブンは180度に温めておく
1 ボールに卵黄3つと砂糖の半分を入れて白っぽくなるまで丁寧に混ぜ合わせる
2 別のボールに卵白、残りの砂糖をいれてハンドミキサーでしっかりとしたメレンゲを作る
3 1のボールにメレンゲの半分を入れて、ふわりと混ぜ粉も半分いれてまぜる
4 残りのメレンゲと粉を入れてさっくりと混ぜ、型に流し込む
5 180度のオーブンで30分ほど焼く

シンプルに粉砂糖をかけて食べるのもよし、お好みのジャムを添えていただくのもお勧めです。粉砂糖をかぶった姿は雪化粧をしたこの地方の冬の山の姿をほうふつさせてくれます。


エヴルー由布子さんエヴルー由布子
東京都出身。サヴォア地方に暮らし始めて3年目。日本人には観光地としては馴染みが少ない地方ですが、遊びに来た人は必ず気に入ってくれます。そのお手伝いをするのは私の楽しみです。
 

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