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ロンドンのゲストハウス
mar 24 octobre 2017

コゴランようこそ我が町へ

プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏ヴァール県コゴランから


トリュフの村オプス Aups

地中海から60kmの距離に位置し、人口約2000人の小さな村がオプスです。この村の魅力は、まず美しい自然環境があげられます。ヴェルドン渓谷への南側の玄関口で、アルプス山脈へと続く山岳地帯を控えています。標高505mの村の周りには広大な森が広がっています。森や山を大切にし、そこから得られる産物を糧として生きてきた食生活は今も受け継げられています。村の名産品はハチミツ、オリーブオイル、山羊チーズ、野生キノコ、ワイン、そしてトリュフ。

オプス
秋深まったオプスの村

オプス
村の教会コレジアル・サン・パンクラス Collégiale Saint Pancraceの正面。

数本の県道が村を通過していることから、昔から交通の要衝であったことがうかがえます。地中海とアルプスを結ぶローマ街道がオプスを通っていました。中世期に建造された城門や見張りやぐらなど、長い歴史を物語る遺跡が村の中に点在しています。がっしりした石造りの建物や細い路地が創りだす風景は時代を超え、訪問者に安らぎのひと時をもたらし続けていくことでしょう。

しかし、村の歴史は血で塗られたページもあります。村の入り口の広場に面した教会コレジアル・サン・パンクラスの正面にはフランス共和国の標語「自由、平等、友愛」の3文字が掲げられています。私は、この3文字を最初に見たときの驚きを今でも忘れられませんん。政教分離のフランスでは、政府は宗教的中立の立場を貫いているからです。教会が共和国の標語を掲げるのも少し奇妙に思われました。村の観光案内パンフレットを読むうちに私の疑問が少しずつはれました。それは、19世紀オプスではルイ・ナポレオン(後のナポレオン3世)のクーデターに反対した共和派が多数犠牲者になったからです。

オプス
村人たちが集う噴水とプラタナスの並木

オプス
高価なことから「黒いダイヤ」の異名をもつ黒トリュフ
*写真は観光案内所提供

もう一つの村の魅力は地元で採れる美味しい食材です。プロヴァンス地方を代表するハチミツやオリーブオイルを始め、森の恵みの野生キノコとトリュフがあります。小さな村の規模とは反対に6軒のレストランが店を構えています。秋に採れる美味なセップ茸と冬が最盛期のトリュフを使ったメニューがお勧めのようです。

村では11月の最終木曜日から2月下旬まで毎週木曜日にトリュフ市が催されます。フランスのトリュフ市の中でもトップクラスに入り、もちろんヴァール県では「トリュフのメッカ」の異名をほしいままにしているオプスの村です。

新年が明けてから、2013年1月27日(日)には黒トリュフ祭り(Journée de la truffe noire)が開催され、村中のレストランでトリュフを使った料理が食べられます。トリュフ採集に訓練された犬のコンクールや地元の名産品の販売などがあり、混雑が予想されるます。レストランでの食事を計画される方は予約をお忘れなく。

オプス
オリーブオイルと砂糖を使ったパン「フガス」は村の名物の一つ。

2008年3月からコゴランを振り出しに、コート・ダジュールの観光地やプロヴァンスの自然を紹介してきました。このブログの掲載を今回で終了させていただきます。読者の皆様、長い間親しんでいただき有難うございました。

オプス村の観光案内所のサイト(仏語)
www.aups-tourisme.com


反橋さん反橋妙子(sorihasi taeko)
1980年に渡仏。仏語を学び、言語学修士号を取得。リヨンで日本語教師を経て、南仏に移転後は観光ガイドとして南仏を回る。現在、通訳・翻訳業を専門とする。 taeko3011.jimdo.com
 

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