Vide Greniers et Tables Gourmandes
朝のお買い物の時間を過ぎると、ロザンの町はひっそりと静まり返ります。お昼ご飯の時間ともなれば犬すらシエスタに入るとみえ、人っ子一人見えない道に南西フランスの太陽がさんさんと降り注ぐ様は、まるで時が止まったかのよう。そんな田舎町のゆったり流れる空気を味わうのも楽しいですが、やっぱりその土地の活気溢れる様子も見てみたいもの。
そんな時はイベント参加が一番。午後の静かな田舎町とは打って変わって、これだけたくさんの人が住んでいたのかと驚かされるほど老若男女が一同に集い町は大賑わい。ロザンの国で、年に2回開催される”Vide Greniers”は、その名の通り「屋根裏一掃セール」。家宝からガラクタまで、ありとあらゆるものが所狭しと並べられます。

まさに屋根裏に眠っているものを、全て持ってきたような一掃セール。掘り出し物は見つかるかしら?

ぶらりと見学して自分のお気に入りの一品を見つけるのも楽しいけれど、実際に売る側に立って参加すると、また違った楽しみが味わえます。今回は、「芸術市」も併設するということで、私も折紙カードを持って参加してきました。通常マルシェに出店する場合には、商業登録して許可証を持参しなければいけませんが、「屋根裏一掃セール」は誰でも出店できるというのが魅力。それだけに、いろいろな掘り出し物が見つかるのでバイヤーには大人気。早いときは朝6時の開店早々に売買が始まるほどです。

これぞ芸術!地元のガラス職人が売る、繊細なガラス細工の数々

道いっぱいに並べられたテーブルに、友達同士、家族同士で着席。指定席ではないので、ちょっとした陣取り合戦も繰り広げられ……

どこからともなくお肉の焼けるいい匂い……誘われるままに足を運び、ここにたどり着きました!
この「屋根裏一掃セール」が終わると、食いしん坊のロザン国人の胃袋を満たすイベント”Tables gourmades”が開催されます。ムール貝&フライドポテトやステーキ&フライドポテトの屋台、臨時で街頭販売するパンやさんでは、バゲットもさることながら、デザートのフルーツタルトも目白押し……。屋台で自分のお好きなものをチョイスしたら、道いっぱいに並べられたテーブルに仲間同士で着席。音楽を聴きながら、飲んでしゃべって時間を過ごす南西フランスの陽気な雰囲気が何とも言えません。ここでも折紙カードの販売させていただきました。こうして、ロザンの町は音楽と人々の笑い声に包まれ、夜は更けていくのでした。
ちょっと勇気を出して「傍観者」から「主催者」になってみると、今まで見えなかった町の様子、人々の表情を垣間見ることが出来、その国の住民であることを誇りに思える瞬間に、出会うことができるものですね。

街頭販売のパン屋さん。フランス人の主食ともいえるバゲットは、飛ぶような売れ行きでした

色鮮やかに咲き誇るゼラニウムの前で、お店を構えさせてもらいました

ブラジルから取り寄せた植物の種や実を使って一つひとつ作られたという、実にオリジナルのアクセサリー。

パニエ(籠)は本来「パンを入れる籠」という意味。でも現在では一般的な「籠」を示すようになった言葉。フランス生活の定番アイテムなわけです。

主催者が用意した音楽は、スピーカーから流れるため雑音混じり……言わずと知れた町の人気者、ギーのギターとイベールのバンジョーのジャム・セッションが、町の人々の期待に応えます。
| ● ロザン町観光局 1, rue Taillefer 47410 Lauzun TEL: 05.53.20.10.07 http://www.ville-lauzun.fr/ |
● アクセスパリ・モンパルナス駅~ボルドー・サンジャン駅(TGV3時間)、ボルドー・サンジャン駅~マルマンド駅(電車:アジャン・トゥールーズ行き1時間)、マルマンドからミラモンまで国道D933を25km北上、ミラモンから国道D1を10km北東に進みロザンに到着 |
守安 友理(もりやす ゆり) 1999年スクールインターンとして渡英。太陽の光と海の幸を求め2004年フランス移住。和紙・折紙・水引の手作りカードで、日本を紹介中。
フランス田舎暮らしご希望の方はこちら このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください





● アクセス





