キッシュ・アジャネは、「アジャン風キッシュ」のこと。
ロット・エ・ガロンヌ県の県庁所在地アジャン(Agen)の名を取って、この辺りの名物品には大抵「アジャネ」という文字が記されます。ということで、ロット・エ・ガロンヌ産キッシュは、「キッシュ・アジャネ」でよかろう!とうことで、このキッシュとこの名前をクリエイトしたのはこの私。
キッシュを作ろう!と思い立ったとき、参考にした料理本のレシピは「キッシュ・サボワヤールド」(Quiche Savoyarde)、つまりサボワ地方のキッシュでした。でも、記載された材料は玉ネギとラードン(ベーコン)そしてチーズということで、「キッシュ・ロレーヌ」(Quiche Lorraine)となんら変わりありません。なぜ「サボワ地方」なのだろう?と思い、材料をよく読み返すと、チーズはサボワ地方特産の「グリュイエール」(Gruyere)を使用せよ、とのこと。なるほど、このチーズゆえ、「サボワ風キッシュ」なわけです。
それならば、ロット・エ・ガロンヌ産のチーズを使えば、ロット・エ・ガロンヌ風すなわち「アジャン風」キッシュができるということですよね?
ちょうど、年末にお伝えしたロット・エ・ガロンヌ産チーズ「タンプレ」(Templais)は、グリュイエールと同様ハードタイプ。これをすりおろしてキッシュに入れれば、サボワ風味はアジャン風味に早変わり!
早速、チーズをすりおろし、パイ生地をこね、玉ネギをあめ色に炒め、ラードンをカリカリに焼き、液体クレーム・フレッシュ(生クリーム)と卵でタネを作り、下ごしらえ完了!!
パイ生地に重石をして15分オーブンへ。重石を外して粒マスタードを塗り、さらに5分加熱。焼きあがった生地の上に、チーズ、玉ネギ、ラードン、チーズと重ね、最後にタネを満遍なく流し込みます。
35~45分でタネが固まったところを見計らい、オーブンから取り出します。あまり長く焼きすぎると、ラードンがカチカチになってしまうのでお気をつけを!
夏は冷やしてサラダと、冬はアツアツのところに野菜グラタンを添えてお召しあがりください!

アジャン風キッシュ
ロット・エ・ガロンヌ県の県庁所在地、アジャンにちなんで名付けてみました。

タンプレ
ロット・エ・ガロンヌ県の特産チーズ。

玉ネギ
あめ色になるまでじっくり炒めます。

ラードン(ベーコン)
カリカリに焼くところがポイント。

タネ
液体クレーム・フレッシュ(生クリーム)と卵を混ぜます。

キッシュ夏仕様
冷やしてサラダとどうぞ。

キッシュ冬仕様
野菜のグラタンと一緒に、アツアツを召し上がれ!

パイ生地
重石をして15分焼いた後、粒マスタードを塗ってからオーブンに戻します。辛味は感じられず、コクのある仕上がりに。

グラナ・パダーノ
イタリア産ハードチーズ。すりおろされたタイプが簡単に手に入るので、これを使って「イタリア風キッシュ」にもチャレンジ!
| ● キッシュ・ロレーヌの作りかた www.meilleurduchef.com/cgi/mdc/l/fr/recettes/quiche_lorraine_ill.html 写真付きで、わかりやすく説明されたサイトです。ぜひ参考にしてみてください。 |
| ● クックパッドサイト http://cookpad.com/ お料理のレシピ交換なら、このサイト。クックパッド(COOKPAD)で「キッシュ」を検索すると、1000件以上ものオリジナル・レシピが閲覧できます! |
| ● ロット・エ・ガロンヌ特産チーズ「タンプレ」(Templais) www.newsdigest.fr/newsfr/content/view/1920/115/ |
守安 友理(もりやす ゆり) 1999年スクールインターンとして渡英。太陽の光と海の幸を求め2004年フランス移住。和紙・折紙・水引の手作りカードで、日本を紹介中。
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