シルバー職人のアンドレに頼まれて、ジュエリー用の折り箱を作成。出来上がった箱を並べているところに、イギリス人マダム、ジャネットが遊びにやってきました。しばし箱を眺めつつ「ねぇ、ワタシにも箱、作ってくれない?」。

ジュエリー用の折り箱
サイズを聞くと、底辺が30cm×30cmで高さは15㎝といいます。そんなに大きな箱に、一体何を入れるの?
その答えは……バースデーケーキ!
ジャネットは、この辺りではちょっと名の知れたケーキ作りの達人。今回は、60歳になる友達のために、ブランデーとドライフルーツがたっぷり入った、イギリス伝統のフルーツケーキを作成するそうな。
出来上がったケーキはこちら
この60歳になる「バースデー・ボーイ」は、ゴルフ好きということ。グリーンに見立てたケーキの上には、アーモンドペーストのマジパンで作られたゴルファーが、最終ホールを決めようとしています。この世に1つしか存在しないオリジナルケーキは、喜ばれること間違いなし!
これを引き立てるステキな箱を作らなくては……。
どんなに頑丈な紙を使ったとしても、折り箱ではずっしり重いフルーツケーキを支えることは不可能。ということで、スーパーでもらってきたダンボールから、底用1枚と側面用4枚を切り取り、ガムテープで張り合わせて箱を製作。これにキレイな包装紙を張ってデコレーション。これって、フランスの伝統クラフト、カルトナージュ?!

ふたにはそれほど強度を求めないので、正方形に切った包装紙を折って組み合わせて、出来上がり。それでも側面はダンボールで補強して、安全対策を取ることにしました。 さて、箱が完成したら、いよいよ衣装合わせならぬ箱合わせです!

おぉ! ぴったりケーキが収まり、ふたが閉まりました!!
ちょっとドキドキしたけれど、それだけに感無量。楽しい体験でした。こんなカルトナージュも、おもしろいもの。一般的なカルトナージュは布を張るものだけれど、和紙を張っても美しく仕上がるのでは? そういえば、小物を入れる和紙の和だんすも、考えてみればカルトナージュ。ダンボールで大型和だんすや、和風ギフトボックスなど応用製作できるかな?!
フルーツケーキを始めイギリスの食材は、エピスリ・アングレーズ(l’Epicerie Anglaise)で調達!食の文化交流を楽しむことができます!
守安 友理(もりやす ゆり) 1999年スクールインターンとして渡英。太陽の光と海の幸を求め2004年フランス移住。和紙・折紙・水引の手作りカードで、日本を紹介中。
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