緑あふれるロザンの隣村、サンコロン・ド・ロザン(St-Colomb de Lauzun)は、パン屋がないのがたまにキズ。そこで、隣村のパン屋が出張販売に来ることに。店舗に選ばれたのは、村役場の横に立つハト小屋(Pigeonnier)です!!

キレイに改装されたハト小屋
旧体制時代にまでさかのぼる、歴史的建造物ともいうべきハト小屋は、フランス革命後に大衆化し、その数も増加しました。ハト小屋は富と繁栄の象徴とされ、当時は結婚の持参金代わりにもなったとか。さらに、ハトのフンは優れた堆肥になり、土地を肥やすということで、かなり重宝されていました。

手前左が村役場、その奥に建つのがハト小屋
18世紀に建てられたというこのハト小屋は、地主さんからの寄贈品。村の発展のためにということで、役場の横に移動し、中もキレイに改装されました。夏の間はイベントの紹介などを行う観光局になるこのハト小屋が、毎週月曜日にはパン屋さんに早代わり!!

20世紀初めに撮影されたハト小屋
棚にはさまざまな種類のバゲットが並び、クロワッサンやパン・オ・レザンを入れたバスケットからは、甘いバターの香りが漂います。晴れた月曜日は、田園風景を眺めながら購入したパンでピクニック! フランスの田舎を満喫する、一番簡単かつ楽しい方法です。

バゲットやクロワッサンの香ばしい香りが漂うハト小屋の中
実はこのハト小屋、マリー・アントワネットが田舎生活を楽しんだ、プチ・トリアノンの「農村」にも登場する代物。それほど、フランスの田園風景には欠かせない建物なのです。現在は、寝室やキッチン、そしてバスルームを備えた宿泊施設として貸し出す家も少なくありません。
次回はフランス田舎の旅、「ハト小屋宿泊プラン」を紹介します!
| ● サンコロン・ド・ロザン(St-Colomb de Lauzun)の村情報 www.france-voyage.com/towns/saint-colomb-de-lauzun-16625.htm |
守安 友理(もりやす ゆり) 1999年スクールインターンとして渡英。太陽の光と海の幸を求め2004年フランス移住。和紙・折紙・水引の手作りカードで、日本を紹介中。
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