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mar 22 mai 2012

ロザンようこそ我が町へ

アキテーヌ地域圏ロット=エ=ガロンヌ県ロザンから


ドルドーニュ川、田舎町巡りの旅 ~Promenade le long de la Dordogne

ロット・エ・ガロンヌ県の北端に位置するロザンの国から7km北上すると、そこはもうお隣のドルドーニュ県。南に雄大なドルドーニュ川を有し、かつてペリゴールと呼ばれたこの地方は、なんと1001もの城を有する、知る人ぞ知るシャトー密集地帯なのです。

ドルドーニュ県

これらの城と共に発展したのは、百年戦争(1337~1453)を前に、フランス王とイギリス王が競って建てた中世の要塞都市、バスティード(Bastide)。中央にマルシェ広場を備え、碁盤の目のように整備された町並みは、800年前の様子を今に伝えます。

そんな中世の雰囲気が漂うドルドーニュ川沿いの町を、6カ所セレクトしてみました。

■ モンパジエ(Monpazier)
www.pays-de-bergerac.com/tourisme/site_remarquable/bastides/monpazier/index.asp

モンパジエは、12世紀にイギリス王によって建てられた要塞都市。「フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)」に指定されるこの村は、マルシェ広場を囲む美しいアーケードが今もなお、きれいに保存されています。

ドルドーニュ県
マルシェ広場を囲むように建物が並ぶ要塞都市、バスティード

ドルドーニュ県
アーケードは、雨の日もマルシェが開催できるように
開発された、中世人のアイデアです

■ ベスベス(Belvès)
www.belves-en-perigord.com

ベルベスは、13世紀にやはりイギリス王によって建てられた要塞都市。「フランスの最も美しい村」に指定されるこの村では今年、オクシタン (Occitan:オック語)の伝統を受け継ぐ祭り「フェリブレ(félibrée)」が開催されました。街角に今も保存される、19世紀初頭に村で初めて灯されたという、街頭のオイルランプは必見です!

ドルドーニュ県
「フェリブレ」の後もしばらく保存される花飾りは、
訪れる観光客を魅了します

ドルドーニュ県
初めて村に灯ったオイルランプの街頭

■ ベイナック・エ・カズナック(Beynac-et-Cazenac)
www.cc-perigord-noir.fr/fr/rubrique/Beynac-et-Cazenac/be91a3e80f95ccb481e72938f548c066/

ドルドーニュ川を望むように城が建つベイナック・エ・カズナックも、「フランスの最も美しい村」に指定される村。百年戦争当時、城がフランス王の支配下に置かれていたため、ドルドーニュ川を境に城のある北側はフランス領、南側はイギリス領となりました。村の麓から城のある頂上まで登ると、その防御性には脱帽するばかりです。

ドルドーニュ県
城を目指してウォーキング。振り返って見る、
ドルドーニュ川の眺めは最高

ドルドーニュ県
村の麓から頂上を見上げると、青空を背景に
断崖にそびえ立つ城がまぶしく光ります

■ ラ・ロック・ガジャック(La Roque Gageac)
www.cc-perigord-noir.fr/fr/rubrique/La-Rogue-Gageac/f0a4388a328c9a3732fa1e410a21b750/

ラ・ロック・ガジャックは、「フランスの最も美しい村」に指定される人口500人未満の小さな村。しかし百年戦争が始まる中世時代は、漁村として大変にぎわい1500人もの住民がいたという話。そのころから人々は断崖の表面や中に家を建てて生活を始め、今もその家並みを眺めることができます。

ドルドーニュ県
断崖を背景に、ドルドーニュ川沿いに建つ家並みは一見の価値あり!

ドルドーニュ県
岩に張り付いて建てられた家には、今でも暮らしを営む人々がいます

■ ドム(Domme)
www.ot-domme.com

ドムは、13世紀にフランス王によって高台に建てられた要塞都市。百年戦争中は何度もイギリス領となりながら、フランス領として終戦を迎えました。「フランスの最も美しい村」に指定されるこの村は、ドルドーニュ川が最も美しく眺められる場所。背景は朝日でも夕日でも、美しい一枚を収められること間違いなしです。

ドルドーニュ県
ドルドーニュ川を眺めるなら、ここに限ります!!

■ サルラ・ラ・カネダ(Sarlat-la-Canéda)
www.sarlat.fr

旅の締めくくりは、大修道院を中心に発展した中世都市サルラ・ラ・カネダ。国内最初に復興が始められた景観保護地域というだけあって、町に入ると中世時代にタイムトリップしたかのよう。太陽の光を受ける昼間のサルラ・ラ・カネダもよいけれど、中世建築物がしっとりとライトアップされる夜は格別。小さい路地に並ぶレストランに明かりが灯り始めるころ、サルラ・ラ・カネダの中世物語は開幕となります。

ドルドーニュ県
街頭が灯り始める夕暮れから、サルラ・ラ・カネダは
本格的に中世の顔を見せ始めます!

ドルドーニュ県
ガチョウ農家の多いペリゴール地方。
ガチョウ広場は、みんなの人気スポットです

フランスの歴史が、今も息づいているペリゴール地方。駅のあるサルラ(Sarlat)を拠点に、中世の町巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 
サルラへのアクセス
パリ・オステルリッツ駅~スーイヤック(Souillac)駅  4時間35分
スーイヤック駅~サルラ駅 35分
「フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)」
を訪ねる旅を計画するなら
www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/fr

守安さん守安 友理(もりやす ゆり)
1999年スクールインターンとして渡英。太陽の光と海の幸を求め2004年フランス移住。和紙・折紙・水引の手作りカードで、日本を紹介中。
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