「明日世界一周してくるね!」
なーんて言ったら
「またまたぁ、マルセイユなんだから」
(注:大げさに言うの意味)
と返されかねないのですが……実は出来ちゃうんです、世界1周の旅。
しかもマルセイユ発、さらに徒歩で。
と言う事でやって参りました
「Foire d'international@Marseille」こと「世界博@マルセイユ」。
衣食住、そしてそこに住む現地の人々が目の当たりに出来、旅せずともそこの文化に触れられる数少ない機会なのです。
まずはイタリア館。
マルセイユに近いからだろうか、この展示会場の中で最も大きなスペースを与えられています。
革製品(匂いがたまらなくいい!)の工場価格に驚き、青梅サイズのオリーブに目を奪われ、パルメザンチーズの濃厚さに舌鼓を打つ。
右を向けばウインクをしながら生ハム試食を差し出すイタリアンに思わず恋に落ちそうなり、左を向けば職人手作りのチョコレート☆
これだけでもうフラフラ。
「欲しいものがありすぎて困る!」
と思いながらふと近くのATM(現金引き出し機)を見ると、長蛇の列…… 普段買い物をしないとされるマルセイユ人ではありますが、ここぞとばかりに財布のヒモを緩めまくりのようです。
その中でも特に惹かれてしまったのは、ヤドカリの形のナポリのお菓子。 展示会場全体を包み込む甘い香りと湯気。
ひとつ頼んで食べてみたヤドカリは、出来たてのシュークリームの中に入っているような濃厚なカスタード・クリームがたっぷり、まわりはカリカリ! ハフハフと冷ましながら食べるヤドカリは絶品!
これぞ旅の醍醐味?

せっせと出来たてのお菓子を詰めるおじちゃん

Je Suis Nap
litain
(ワシ、ナポリ人☆)というTシャツを着こなしているおじちゃん。
ターコイズのネックレスが利いてます。
「「ナポリ=イタリア」なのになぜにフランス語で書いてあるの? 」
「アハハ、フランス人に解るようにさ」
ナポリ人である事を皆に知らしめるために、このTシャツを着てくるおじちゃんはなんて粋&愛郷心が強いんだろう……
次にカリブの島へと駒を進める事に。
耳にブーゲンビリアを付けて、ムームーを着た女の人や、やり担いでいる男の人とかがいっぱい!
ココナッツシャーベットを作っているお兄さん達は何が楽しいのかゲラゲラ笑いながら作業している。
タヒチのダンスが繰り広げられ、中ではカポエラが行われ、踊れや歌えの大騒ぎ。石鹸だのオイルだのはバニラやココナツの甘い香り。
ここで売られている飲み物はほとんどがラムをアレンジしたものばかり。パッション・パンチやココナツ・パンチなど、さまざまなラムのアレンジが楽しめるのもカリブ海ならでは。
ノリノリで作る彼らに、私まで踊りだしそうなワクワク感満載である。
最後はいろいろな国が集まる「世界パビリオン」。
インド、イラン、カンボジア、ベトナム、中国、タイ、ネパールなどなど。

ネパールは指人形が売っていて「テレタビーズの【ような】もの」とか「ピカチュウの【ような】もの」とか「生き物の【ような】もの」の形がてんこ盛り。
さらに、歩いているとパレスチナ・スタンドがあり、「紛争」のイメージしかなかった私も、彼らの作り出す素敵なガラス細工にうっとり。

隣の国のおじちゃんは足でろくろを回しながら片手で粘土のろうそく立てを作って実演販売。

最後に行き着いたのは「世界の屋台」コーナー。
インドカレー、フォアグラ、赤ワインの試飲、ドイツビール、アメリカ本場のハンバーガー!、イタリアン・パスタ、ポルトガル・チュロス、アルザス地方のシュークルート、グランマルニエのたっぷりかかったクレープ、マルセイユビール、思い出す限りでもこれ以上のものが60店舗位あったはず。
その中でも際立っておいしそうな匂いを放っていた所「コルシカの煮物サンド」を頼んでみる事に。


赤ピーマンと、タマネギと、コルシカのソーセージと、ハムが甘辛で煮られていて、それをたっぷりと割ったバゲットに入れてくれる。
甘辛のソースがピーマンに染み付いていて、さらにコルシカのソーセージのアブラが煮物の汁にマッチしていて肉汁が絶妙なお味!
あっという間に過ぎ去った時間。
こんな素敵な世界展、所要時間は7時間弱でございます。
陸続きですので、飛行機の怖い方も是非お試し下さいませ。
ただ、お財布のヒモは確実に弛んでしまうと思われます。
今から、来年のこの日まで、しっかり節約はじめましょ?!
| ● マルセイユ世界博について http://www.foiredemarseille.com/accueil1.php |
● マルセイユまでのアクセスパリ、リヨン駅からTGV直通でおよそ3時間弱、飛行機はパリ、オルリー空港から、マルセイユまでおよそ1時間弱 |





● マルセイユまでのアクセス
福井れいこ





